釜山の温泉場を散策しよう!

釜山の温泉郷を楽しんでみよう!

アンニョンハセヨ、プサンナビのさっちゃんです。今年は暖冬暖冬と言われていましたが、蓋を開けてみれば暖冬なんてどこへやら、12月から続く寒波で釜山では珍しいマイナス気温の毎日なんです。こんなに寒いと、せっかくの旅行もなんだか楽しめない!なんていう方もいるんではないでしょうか?さっちゃんもその一人で、こんな寒い冬には温泉であったまりながら、ゆっくりリラックスしたいなぁーなんて思ってしまいます。ということで、今日は釜山の温泉郷として知られる温泉場(オンチョンジャン)で楽しむ一日と題して、温泉場の街を散策しながら食堂、昔ながらの在来市場の風景、温泉スポット、歴史的建築物などを踏まえ、紹介して行きたいと思います。

先ずは、地下鉄1号線温泉場駅で下車!

出発は地下鉄1号線温泉場駅。
まず、2番出口を出てみると、目の前には釜山市内でも有名なポシンタンの有名なお店があります。また、2番出口を出て右に歩いて行くと、コラーゲンたっぷりで女性に人気のアグチムのお店も出てきます。どちらの料理も健康食として知られているので、温泉でリラックスした後、召し上がってみるなんていうのはいかがでしょうか?
高架下の散歩道
地下鉄の高架脇を歩いて行くと、散歩道が目に入ります。約200mの間隔でその散歩道に続く階段があるので、下りてみることにしましょう。APECの開催に合わせて、洛東江の水源を利用し、綺麗に整備されたこちらの散歩道は、釜山大学前駅を越えた久瑞(クソ)洞の方まで続いています。また、2004年カンヌ映画祭でグランプリを受賞した作品「オールドボーイ」の撮影場所として使われた有名な川岸の落書きの場所は、この散歩道を釜山大学前駅方面に歩いて行くとあります。
地元の人が散歩をしていたり、スポーツを楽しんでいたりしていました。温泉場周辺にお泊りの皆さんは、朝散歩してみるのもオススメですよ。
階段から地上に上がり温泉場駅前の歩道橋を渡って、温泉街がある方へ行きます。そのとき渡った歩道橋のすぐ下にある停留所からは、金井山城に向かう203番の座席バスが出ています。山城へ向かう方はココからどうぞ!
ディープな温泉市場へ潜入
歩道橋を降りた先にある道路を左に曲がり、まっすぐ進むと昔から続く在来市場、温泉市場が見えてきます。入り口が小さいので見逃してしまいがちですが、温泉場に来た方は一度訪れてみることをオススメしたいディープなスポットです!!
売られているものは食材などが中心で、観光客のショッピングスポットには向いていませんが、釜山の昔にタイムスリップしてしまった?!かのように感じられる場所。風情、雰囲気を楽しむことができちゃいます。さっちゃんも時々この市場に意味もなく足を踏み入れては雰囲気を味わったりしているんですよー。また、市場の人たちも他の市場より気さくに温かく接してくれ、片言の日本語で話しかけてくれたりと、本当に昔ながら!という言葉がピッタリの市場なんです。1階だけでなく、2階もあるのでお見逃しなく!
公衆足湯温泉でちょっと休憩♪
歩き疲れたなぁ~と思っていたところで、去年できた公衆の足湯温泉が見えてきました!一度は足湯に入ってみたいぃ~!と思っていたさっちゃん、早速チャレンジしようと意気込んで行きましたが、びっくりするくらいの人の数!足を入れる隙間もないくらい・・・。どうしようと右往左往していたところに、一人のおじさんが「イロワ~(こっちに来なさい~)!」と足湯の真ん中に導いてくださいました。
結局、立ちっぱなしになってしまうので、その足湯の脇にある少しぬるい方(実は足湯に入る前に入る足洗い場だったんですが・・・)でリラックスすることに。あー気持ちいい♪至福の一時。
昔から続いている源泉の銭湯もたくさんあるんですよ!
体もポカポカしてきたところで、今度は銭湯を探すことに。プサンナビで紹介している虚心庁や鹿泉湯は施設も大きく、キレイなので有名ですが、そこ以外にも小さいながら昔から続いている源泉の銭湯もいくつかあるんですよ。そういったところを捜し歩いてみることにしましょう。
<マンス湯>
温泉市場の入り口付近、プサンナビで紹介している泉一湯の向かい側にある、源泉の温泉が出ているマンス湯。ちょっと見た目古い感じですが、ちゃんと韓国温泉教会に指定されているところです。
<金井湯>
こちらも天然温泉が楽しめる沐浴湯。こちらは家族だけで入れる家族風呂もありますよ。場所はプサンナビで紹介してある温泉ヘムルタンの近くです。
<半島温泉>
こちらも温泉ヘムルタンの近くにある源泉の温泉水がでるパンド温泉。こちらは、黄土チムジルバン施設が併設されています。
日本統治時代の日本人富豪のお屋敷へ
ご存知の方もいられるかも知れませんが、温泉場は日韓併合後、たくさんの日本人が移住していた街としても知られています。そのころ、韓国に住む日本人の富豪が作った別荘がこの東莱別荘と呼ばれているお屋敷なんです。1920年ごろに建設された屋敷で、現在は豪華な韓定食を頂ける食堂になっています。また、去年(2005年)のAPEC会議の際には、アメリカのブッシュ大統領夫人のローラさんが訪れたことでも注目されています。
塀で覆われたこの東莱別荘。大きな門から中に入っていくと、えっここは日本?!と驚いてしまうほど、建物、庭など全てが日本風になっています。ガヤガヤと騒々しかった温泉街の街から急にどこか遠い別荘にやってきた、という感じ。一声、お店の方に声をかければお庭など見学できるようになっています。
こんな感じで温泉街を歩いてみましたがいかがでしたか?観光客がよく訪れる南浦洞(ナンポドン)や西面(ソミョン)からはちょっと足を伸ばすことになってしまいますが、一度釜山の温泉街を訪れてみるのも楽しいと思いますよ!ということで、さっちゃんは、これから温泉で温まってから帰りたいと思います~。以上、プサンナビがお送りしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-01-16

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