ナビ友、釜山へ来る~その3前編(社会人編)

時間のない社会人のためのおススメ観光コース。2泊3日という限られた時間で、釜山の魅力をしっかりと抑えます。

アンニョンハセヨ、プサンナビです。『釜山でこんにちは』は、釜山旅行を楽しむ個人にフォーカスを合わせて、各自が一体どのように釜山を楽しんでいるのかを紹介するシリーズ。

前回は、ドイツ人のナビ友が登場して、日本人とは違った視点で釜山を感じているところがとても新鮮でした。そして前回に引き、今回もゲストとして登場するのもやはりナビの学生時代からの友であり旅行好きのシーヤ。仕事に追い立てられる忙しい日常から逃避するために、取るものもとりあえず釜山にやってきたのです。
シーヤ
では、せっかくのゲストなので、一応軽く紹介しておきましょう。シーヤとナビは学生時代からの付き合い。 国内外を問わず旅行好きで、なぜかタイ式マッサージのライセンスを持っているという変わった経歴も…。現在は、某オンラインショップのウェブマスターを勤める、ナビとはいわば同業者です。

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釜山の知識はほぼ皆無
旅行好きだけにソウルには何度か行ったことがあるというシーヤも、釜山は今回が初めて。というわけで釜山に関する知識は、ほぼ皆無に近く、知っているのは釜山が韓国第2の都市ということのみなのだそうです。

そんなわけで、シーヤからナビへのリクエストは、グルメと観光で釜山の魅力を思う存分伝えてくれということでした。日程は2泊3日ですが、帰りは午前便なので、実質的な滞在時間はわずかに1.5日。それだけ限られた時間で、どれだけのものが楽しめるのか…、これこそナビの腕の見せ所でしょう。では、シーヤの感想を交えつつ、釜山の魅力をお伝えして行きましょう。

1日目のコンセプト
初日は午後3時すぎに空港につくとのこと。限られた時間でいろいろなものを楽しむためには、観光の中心、南浦洞に行かねばなりません。チャガルチ市場、国際市場、PIFF広場の3つだけでもとりあえず見ごたえは十分。そこで、夜までナビが考えたコースはコチラ。

空港→チャガルチ観光→釜山名物ホルモンのお食事→PIFF広場&国際市場観光→地下鉄にてナビ宅近くへ→ナビおススメ豚の焼肉屋で宴会

基本的な観光は押えつつも、メインデュッシュを2つ詰め込んだ欲張りプランがポイントです。シーヤは魚介類がNGなので、食事は肉系を希望。でもカルビはあえて外してみました。なぜなら韓国では今日は肉を食べに行こうといえば、それは豚肉を意味するからなのです。
15:30 空港にて出迎え
オソイソ!ようこそ釜山へ。定刻に金海国際空港に到着したシーヤ、2泊3日だけに非常に軽い装いでの登場です。ナビのクーポンを利用して、朝興銀行で両替して準備も万端。早速出発です。
16:00 リムジンバスにて南浦洞へ
最初の目的地は南浦洞なので、リムジンバス1-2番に乗り込みます。6月からのコース変更で、フェニックスホテルの前にも泊まるようになり、旅行者にはとっても便利になりました。この日は土曜日とあってか、特に渋滞することもなく、40分ほどでフェニックスホテル前に到着です。
16:50 PIFF広場
フェニックスホテル前に到着。当初、チャガルチ観光に直行する予定でしたが、シーヤの腹が減って我慢できない訴えに、とりあえずPIFFの屋台でおでんとホットッでエネルギー補給。こんなときに屋台は便利です。そして巨匠の手形を前にお約束。
シーヤの感想
うーん美味い。こんなお手軽スタイルの屋台が日本でもあれば絶対行くのに。
17:10 ナビのクーポンをプリントするためにPC房へ
それではいざ、チャガルチへと意気込むナビを尻目に『眼鏡作りたい』とシーヤ。予定は再び変わり、PIFF広場近くのダビチ眼鏡に向かうことに。眼鏡屋に行くのは想定外だったので、ナビもクーポンを事前に準備することができませんでした。

そこで、PIFF周辺のPC房でプリント。たまたま入った、そちらのPC房はPCだけでなく、プレイステーション2も楽しめる場所でした。多くの若者がゲームにはまっている姿はシーヤには衝撃的だったようです。とにもかくにも、クーポンを無事にゲット。PC利用料は500ウォンでした。

シーヤの感想
以前韓国に来た時にPC房に初めて入りましたが、まだ流行ってたんですね!!しかもPS2まである。ウイニングイレブン(サッカーゲーム)を日本語でやってるし

17:30 ダビッチ眼鏡にて
ナビのクーポンが利用可能なダビッチ眼鏡へ。価格の安さに驚いたあまり、2つもゲットしていました。料金はクーポン利用で約6800円!できあがりは、1時間後ということで、いよいよチャガルチに繰り出します。
シーヤの感想
店員さんが日本語を使えたので、日本でメガネを作るのと同じ感覚で出来たのが嬉しかったです。とにかく安くてもう一本頼もうかと思っちゃいました。

18:00 チャガルチ市場
いよいよ、チャガルチ市場です。チャガルチアジュメ(チャガルチおばさん)たちがいる、露店から、新東亜市場の内部を冷やかして、乾燥物市場へ。乾燥物市場からは、湾を見渡せるビューポイントの波止場に向かいました。ここはナビお気に入りのスポット。
シーヤの感想
釜山は海が近くて良いですね。海無し県育ちの私としては少し羨ましい。
18:40 ホルモン焼き通りでヤンゴプチャン
チャガルチの端まで歩いてきて、再び来た道を戻り、ホルモン焼き通りへ向かいます。

ホルモン焼き通りは牛のホルモンを、1人前1万ウォンで手軽に楽しめるのが魅力。韓国内ではホルモンと言えば鍋料理が主流なだけに、ホルモン焼きは釜山名物の代表選手なんです。

そして、ようやく食事らしい食事にシーヤもほっと一息。2件目にも豚の焼肉を食べにいくので、ここは2人前で抑えます。
シーヤの感想
アットホームな雰囲気で韓国に来たなーと思いました。朝からまともに食べていなかったので少満足♪

20:10 バッティングセンターで小腹減らし
焼肉のはしごはきついということで、農協農水産物百貨店の向かいにあるバッティングセンターで小腹減らし。料金は18球程でW500。日本と比べれば格安ですがマシンの距離が近いのがネックです。韓国のバッティングセンターでは、フォームの崩れに注意しましょう。
シーヤの感想
まさか韓国でバッティングセンターに入るとは思いませんでした。意外に人気があるんですね。
20:20 再びダビチ眼鏡
お腹も落ち着き再びダビチ眼鏡へ。無事に2つの眼鏡も出来上がっていました。
シーヤの感想
どうですか?2種類のメガネを買いました。

20:30 地下鉄にて斗実駅(トゥシル)へ
ダビチ眼鏡の最寄駅はチャガルチ駅ですが、国際市場観光もかねてぶらぶらと南浦洞まで散歩。そして釜山の地下鉄に乗車です。ソウルの幅が拾い地下鉄とは違い、釜山は日本の一般的な地下鉄と同じサイズ。しかも、車内では携帯電話を覗いている人が多いので、一見すると日本にいると錯覚してしまうのが釜山地下鉄の特徴です。
シーヤの感想
普通に遊び帰りの風景ですね。地下鉄は日本と同じです。

21:30 斗実到着、そして焼肉屋へ
南浦洞から地下鉄に乗ることはるばる40分。ナビ宅がある斗実駅は釜山ではかなり北側に位置し、観光地ではありませんが、高速・市外バスの終着点なので、人の出入りの多い駅です。(厳密な意味での終着点は老圃洞駅(ノポドン駅)と隣接する釜山総合バスターミナルですが、より市内に近い斗実駅に先に到着するので、殆どの人が斗実で降車しています)
21:30~23:00 丸石焼の豚肉のお店
斗実駅から歩いて1分のお店は『チェジュセンセンテジ・オリ』。非常に目立たない場所にある焼肉屋さんですが、肉質がよく、ナビお気に入りのお店です。何より珍しいのは、鉄板の上に丸石が敷き詰められていること。遠赤外線効果の高い石で焼けば、お肉のうまみを逃がさずに焼けるということですね。ナビ友も合流して宴会スタート。ちなみに写真のお肉は、カブリサル(肩ロース)とハンジョンサル(トントロ)。1人前6,000ウォンです。3人で7人前を平らげ夜の宴は続くのでした…。
シーヤの感想
日本を出る際友達に「カルビの国韓国へ!」と言って来ましたが、韓国では豚が焼肉の定番だとは驚きでした。こんなに美味しく豚を沢山食べられるとは夢にも思いませんでした。大満足です。こんなお店が日本でもあったら絶対に行きたい!

<こちらのおすすめメニュー>
サンギョッサル(1人前) 5000ウォン
ハンジョンサル(1人前) 6000ウォン
カブリサル(1人前) 6000ウォン

<お店情報> 
電話番号 051-581-9227
行き方:地下鉄1号線トゥシル(斗実・Dusil)駅、3番出口をでて60mほどで、ガソリンスタンドがある。その手前に良く見ると細い砂利の路地があり、そこに入って目の前。通りから少し奥まっているのでわかりにくい。徒歩約1分

さて前編はここでおしまいです。ここまでの行程で約8時間。結果的には眼鏡購入が増えた分だけ、当初の予定よりも盛りだくさんの内容になりました。シーヤ的には新鮮な体験の連続に満足してくれた模様です。ちょっと忙しくもありますが、ついた初日はこんなモデルコースはいかがでしょう?明日は、慶州に向かうことにして早めに就寝。それでは、後編でまたお目にかかりましょう!
 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-06-17

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