プサンナビのワールドカップリポート4【2002年】

韓国のみなさんおめでとう。あなたたちはやっぱり熱い国民です。

韓国史上もっとも劇的なゲームでベスト8進出!
アンニョンハセヨ、プサンナビです。とうとう、今日6月18日、強豪イタリアとの対戦です。これに勝てばベスト8。初勝利をおさめてからベスト16決定までの勢いからみて、レットデビルが、応援にどれほどの力を入れてくるのか大体の予想がついたナビは、応援取材が少々怖くもありました。
レッドデビル 釜山大学前に集結
今日、ナビが向かったのは、釜山大学前。赤い塊がどんどん釜山大学のキャンパス内に入って行き、運動場は、まだ5時半と言うのに赤く染まっています。学生街と言うこともあって、大学生、高校生レッドデビルが圧倒的です。
運動場の前の校舎には白いスライドが準備され、いつでもOKなかんじです。どうやら、釜山大学の生徒会が中心になってこの応援をリードしているようです。
始まる前から、かなりのハイテンションだったレットデビル、試合が始まれば、ボールのひと動きに、わあっー、イタリアのイエローカードに、おおーっ、ゴールをはずせばぎゃあーっ。「おおーっ、ピルスン(必勝)コリア!!」の大絶叫も果てしなくつづいています。
それにしても、応援するときの団結力ってすごいです。見ず知らずの人でも、応援する時になれば一致団結。このお兄さんもペットボトルを振り回し、そばにいた学生を指揮し、応援団を臨時結成。
ナビも、気がつけば応援に熱中して、レッドデビルともに「デーハンミングッ(大韓民国)」チャッ、チャッ、チャ、チャッ、チャッの輪に参加してしまいました。なんででしょう、一緒に応援するとだんだん興奮してくるし、気分爽快な感じまで。

劇的シュート 韓国チームの火事場の馬鹿力
もし、韓国が負けてしまったら、いったいこの群集はどうなってしまうのと不安に思っていたナビの心配をよそに、なんと、なんと韓国チームが後半43分にゴール!!見たか、これかアジアの底力だ。とナビも大満足。そして、まさに、念ずれば通ずる。延長戦後半に、大韓民国美男子、アンジョンファ選手がゴールデンゴールを決めてくれました。これで、強豪イタリアを1対0で破り、文句なしのベスト8進出です。

ついにやったあ、ベスト8。大いに祝おう。
勝利で安心した次に待っているのは、もちろん祝賀パーティ。レッドデビルにとってはこれからがはじまりです。この喜びのうまみをじっくり楽しまなきゃ。
忘れてはいけないのは、後片付け。おしりの下に敷いていた紙、新聞紙などを拾って、一箇所にまとめておきましょう。レッドデビルはマナーをちゃんと守るんです。
無法地帯の釜山大学前
さて、通りの方はどうかというと、「レッドデビル様のお通りだ」といわんばかりに、釜山大学前の道路は歩行者天国状態です。大行進、アリラン合唱、国歌斉唱。通り過ぎる車まで、クラクションでリズムをつけて「デーハンミングッ」。すると、道路にいるレッドデビルがチャッ、チャッ、チャ、チャッ、チャッの手拍子で応対。見事なハーモニーです。
このお兄さん、自分の車の上に乗っかってはしゃいでます。車ぼこぼこになってるけど良いのかい?
おっ、ゴールデンゴールを決めたアンジョンファ選手。のお面をかぶったお兄さん。アンジョンファ選手の顔入りTシャツまで売り出されています。
レットデデビルの応援ぶりをみて、彼らの熱さ、そしてまさに念じれば通ずるの真髄を見た気がします。正直言って、家でテレビで見たほうがよっぽど良いのにという古臭い考えのあったナビ。でも、こうやってひとつにかたまって応援すると、熱気がぷんぷんし、歴史的な場面に立ち会ったという感覚も。それが、味わいたくて集まってくるのかな?
「おおーっ、ピルスン(必勝)コリア!!」の掛け声が頭の中でぐるぐるまわりはなれない状態のナビは、レッドデビルのスタミナのすごさに感嘆しながら一足先に帰宅しました。こんな祝賀パレート何回あっても楽しいかも。そのためには、韓国チームが連勝しなければ。おおーっ、ピルスン(必勝)コリア!!優勝も夢じゃない!!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2002-06-19

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