大陵苑(天馬塚)(慶州)

テヌンウォン(チョンマチョン)대릉원(천마총)

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天馬が空を翔ける緑あざやかな古墳公園

アンニョンハセヨ、ナビです。ここ慶州(キョンジュ)は地域一帯に散らばる古墳や文化財などの数から、屋根のない博物館とも呼ばれています。バスターミナルから慶州駅まで歩く間にも、視界のあちこちに芝生で覆われた緑の古墳が飛び込んでくるほど。新羅時代の歴史と現代の文化がごくごく自然に融和している街です。今日紹介する大陵苑(テヌンウォン)には約12万5400坪という広大な敷地に23基の古墳が並んでいます。古墳群の規模としては慶州一。黄金の冠や腰帯、装飾品など絢爛豪華な遺物も数多く出土しています。
これぞ慶州、立ち並ぶ緑の古墳群
まずは何も言わずに写真を見てください。どうですかこの古墳。どうですかこのこんもり具合。きれいに刈り揃えられた芝生が古墳を暖かく包んでいます。古墳の向こうには、また古墳。続いて古墳。そして古墳。またまた古墳。大陵苑のような古墳公園だけでなく、慶州市内にはこのような景色がごくありふれて転がっているのです。
古墳の主はどんな人?
慶州エリアに存在する古墳のほとんどは、誰が埋葬されていたのかもはっきりわかっていません。この大陵苑も例外ではなく、名前もつけられておらず何号古墳と呼ばれるものも多いです。大陵苑の中で特に有名な古墳は全部で3つ。天馬図(チョンマド)が発掘された天馬塚、瓢箪型の夫婦墓である皇南大塚、そして大陵苑という名前の由来となった味鄒(ミチュ)王が眠る味鄒王陵です。

天馬塚(チョンマチョン)
大陵苑の中でもっとも有名な古墳がこの天馬塚です。天馬塚という名前はこの古墳から天馬を描いた馬の泥よけが出土したことに由来します。天馬図と呼ばれるこの泥よけは白樺の皮で作られており、翼の生えた白馬がたてがみを風になびかせて空を翔ける姿が描かれています。この天馬塚からはそのほかにも金冠や腰帯など1万1500点余りが発掘されました。国立博物館でその現物が見られますが、いくつかは精巧な模造品が天馬塚内部でも公開されています。また天馬塚の内部に入って突き当たりの壁は古墳の断面がわかるように作られており、新羅時代の古墳がどのようにできているかを学ぶことができます。天馬塚の内部は公開されておりますが、写真撮影、ビデオ撮影などは禁じられています。ご注意ください。
味鄒王陵(ミチュワンヌン)
入口からもっとも近い位置にある古墳がこの味鄒王陵です。味鄒王は新羅の第13代王。1145年に書かれた『三国史記』に「在位27年で亡くなり大陵に葬られた」とあり、それが大陵苑という名前の由来となりました。また味鄒王にはひとつの伝説が残っています。味鄒王の次の王にあたる第14代儒礼(ユレ)王の時代のこと。新羅が他国から攻められて窮地に陥ったとき、どこからともなく耳に竹の葉を指した奇妙な軍隊が現れました。突然やってきた軍隊は次々と敵を倒し、やがて敵を全滅させたかと思うとどこへともなく姿を消してしまいました。新羅の兵士たちがどこの軍隊かと不思議がっていると、味鄒王陵の前に竹の葉がうずたかく積まれているではありませんか。新羅の兵士たちは自国の危機を察した味鄒王が助けに来てくれたと知ったのです。それ以後、この味鄒王陵は竹陵(チュンヌン)、または竹長陵(チュッチャンヌン)とも呼ばれるようになりました。
皇南大塚(ファンナムテチョン)
皇南大塚は慶州市内でも最大規模の古墳です。通常の古墳が円形であるのに対し、この古墳はふたつの古墳がくっついた瓢箪形をしているのが特徴。瓢箪形の古墳は夫婦がいっしょに埋葬されていることを意味します。1973年から1975年にかけて行った発掘調査の結果、北側から「夫人帯」と書かれた銀製の帯金具が発見され、女性が埋葬されていることがわかりました。埋葬されている人物が誰かははっきりわかっておりませんが、5世紀ごろの王と王妃だろうと推定されています。南側が男性、北側が女性の墓になっています。
大陵苑を歩こう
古墳、出土品を見学するという目的もさることながら、大陵苑はふらりと散歩するのにもいいかもしれません。よく整備された芝生のほかにもモクレン、カリン、サンシュユなどの木が植えられ、緑が目にもやさしいです。天馬塚は入口とは正反対の位置にあるので、自然とぐるり1周することになります。のんびり楽しみながら歩いてみてください。ナビは大陵苑でリスを発見しました。
チケットを買って中に入ると、まず二股の道にぶつかります。案内板には味鄒王陵と天馬塚への道が示されています。両方とも矢印は左を指しているので、そのまま左の道へ。しばらくいって右手に折れたところにある塀に囲まれた古墳が味鄒王陵です。味鄒王陵の左横を抜けていくと土産物屋が見えます。土産物屋の裏手にある巨大な古墳が皇南大塚。一番左奥にあるのが天馬塚です。天馬塚と皇南大塚前の池の間を抜けるとトイレがあります。

注意!
大陵苑の敷地はバスターミナルから慶州駅に向かう大通りに面していますが、こちらは裏手になります。入口は大通りから600mほど歩いた反対側にあります。
大陵苑は慶州市内にある観光スポットの中でももっとも有名な場所のひとつです。慶州駅からも近い位置にあり、また大陵苑以外にも瞻星台(チョムソンデ)、鶏林(ケリム)、半月城(パヌォルソン)、雁鴨池(アナッチ)などとも隣接しています。これらの場所は観光コースとして一気に回ることができます。大陵苑はそのスタート地点としての役割も担っています。慶州を象徴するような古墳公園を皮切りに。以上、ナビがお送りしました。

記事登録日:2002-10-31

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関連タグ: 古墳 天馬図 ミチュ王

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2014-02-19

スポット更新日:2014-02-19

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