みえぽんの162回目韓国旅行-GW8泊9日旅はチムジルバン7泊で釜山~慶州~浦項~鬱陵島~大屯山~全州~法住寺~釜山周遊(2017/4/29~5/2)<中編>

1年ぶりの再訪!美しき神秘の島、鬱陵島!

GWは8泊9日の長旅。
今回の旅のメイン目的地は、鬱陵島(ウルルンド)と三光寺。
去年のGWに、長年ずっと行きたかった鬱陵島へ初めて行きました。
自然が多いとても美しい島で、見残したものがあるので1年ぶりに再訪。
2012年にアメリカCNNに韓国の美しい景色TOP50に選ばれた燃灯祭りの三光寺。
一昨年初めて燃灯祝祭の時期に三光寺を訪れました。
ライトアップされた夜のお寺の景色がとても美しく、それ以来、年に一度の訪問をとても楽しみにしています。
2017年の釈迦生誕日は5/3(陰暦4/8)でちょうど旅行期間中なので、再び感動を求め滞在中に二度、三光寺に行って来ました。
鬱陵島以外は、毎晩チムジルバン泊(1晩約千円前後)。
9日間で、釜山~慶州~浦項~鬱陵島~大田~大屯山~全州~大田~法住寺~釜山と周遊しました。
※<前編>はこちら

<4日目:2017/5/2(火)>

浦項9:50発のサンフラワー号に乗り、約3時間の船旅で、定刻通り13時に鬱陵島道洞港に到着しました。
1年ぶりに鬱陵島に来ることができて、本当に感動。
鬱陵島は直径10km程度の火山島。自然が多くて美しい島です。
平地が少なく、道洞港は切り立った崖が迫っています。
旅客船ターミナルの建物の一番上が展望台になっています。
展望台から海岸線に続く階段を下りて行くと、道洞~苧洞につながる海岸沿いの散策路。去年見残した所で、明日のお楽しみにとっています。
まずは今夜の宿探し。
去年は江原道東海から乗船し、鬱陵島の沙洞港に着きました。
沙洞港の周囲には何もなく、道洞まで路線バスで移動しようとしたところ、宿引きのアジュンマに声をかけられ、道洞の宿泊所に泊まりました。
使い勝手が悪く、早く宿から出たいと思うほど、快適でありませんでした。
にぎやかな道洞には宿泊所がいっぱいあるのに、アジュンマに連れられてきたので宿泊を断るわけにもいかず、我慢して泊まりました。
今年は、宿泊施設がたくさんある道洞に着きました。選び放題です。
道洞にはモーテルやホテル、ペンションがたくさんあり、これだけあると、どこにしようか迷ってしまいます。
たくさんある宿泊施設の中から、トンアモーテルに決めました。
1泊5万WON(約5千円)。ディスカウントは無理でした。
普段はいつもチムジルバンで千円前後で泊まっていますが、鬱陵島には24時間営業のチムジルバンがありません。
部屋は2階。階段を上がってすぐ、左手の部屋。
今夜の宿を確保したので、まずは食事をしに行きます。
もう14:30なのに、朝からまだ何も食べていません。
去年から目を付けていた、99食堂でテンジャンチゲを食べました。
ご飯が白米じゃないのがうれしい。塩辛い味付けでした。バンチャンのおかわりはセルフでした。
次に、遊覧船に乗船します。
去年は2泊するつもりで鬱陵島に来ました。
ところが、天候の影響で鬱陵島を発つ日の船の欠航が確定しました。
その次の日の運行もできるかどうか分からないとの情報を得ました。
鬱陵島に3泊しても、そんなに見る所ないよ~と思い、2泊の予定を変更して1泊で帰ったのでした。
なので、やり残したこと、見残したことがあります。その一つが遊覧船乗船。
道洞港にやって来ました。
出発時間は9:15と15:40の1日2便、所要時間1時間50分。道洞港から出航。
サンスター号に乗船。2階、3階でデッキに出ることが出来ます。
手前に停まっていた東海号が先に出航しました。
私が乗った船、サンスター号も出航しました。
乗船客が与えるセウカン(かっぱえびせん)を目当てに、カモメが船を追ってきます。
鬱陵島は火山島で、平地が少ないです。平地と言えば、海岸線に沿った道路くらいで、海岸ギリギリに崖が迫っています。
老人峰、まるで象のように見えるコキリパウィなどの見所があります。
ここまで来て、この遊覧船が島を1周することに気付きました。
次に現れたのは三仙岩と観音島。
三仙岩は、鬱陵島の素晴らしい風景に惚れ天に帰る時間を逃した3人の仙女が玉皇上帝の怒りで岩になったと伝えられている海上にある3つの岩です。
去年は、海岸線を走るバスを利用して、この三仙岩まで来ました。
天府という所までバスで来て、その先へ行くバスの本数が少なくて、天府から片道45分かけて三仙岩まで歩きました。
船に乗ったらこんなにも楽に来ることができるとは。
約1時間50分かけて島を1周し、道洞港に帰って来ました。
海上から見ると視界が広く、景色全体をみることができていいです。
遊覧船に乗って島を1周した後は、独島展望ケーブルカーに乗車。
ケーブルカー乗り場まで坂道を歩いて行きます。
去年もこのケーブルカーに乗り、ちょっとしたトラブルがありました。
ドアは係員が外から栓をするので、中からは開けることができません。上に着いた時に係員が居なくてドアが開けられず、ケーブルカーから出られずにそのまま下に戻ったのでした。
上に着くと、市街地展望台と海岸展望台、展望台が2つあります。
階段を下りて行く、少し距離がある海岸展望台は、時間が遅くてロープが張られ、通行禁止になっていました。
去年はこの階段を下りてかなり先にある展望まで行きました。戻って来た時にはやはり、時間が遅くロープが張られていました。
残念ながら時間が遅いので、海岸展望台にはもう行けません。
左の方向にある市街地展望台にのみ行きました。
市街地展望台からは道洞港が見えます。
とても天気のいい日には、肉眼でも竹島が見えるそうです。
ケーブルカー乗り場へ戻り、下へ下ります。行きも1人、帰りも1人で貸切でした。
ケーブルカー乗り場の少し手前にあるお寺、海道寺に立ち寄ります。
明日5/3(陰暦4/8)は釈迦生誕日なので、境内には提灯が飾られています。
日が暮れた道洞港にやって来ました。海産物などを食べられる青空食堂もあります。
今日の夕食は、道洞港にあるカルクッス専門店。
メニューはカルクッスのみ。フジツボが入っています。
食後は港にあるカフェへ。ホットチョコを注文し、閉店間際までいました。
カフェの隣にあるコンビニでお菓子でスナック菓子とアイスを購入し、宿へ戻りました。
アイスは2個購入し、宿に戻って1個はすぐに食べて、もう一つは明日の朝に食べようと冷凍庫に入れておいたのに、冷凍庫の温度が低くて溶けてしまい食べられませんでした。

<5日目:2017/5/3(水)>

宿泊した宿のチェックアウト時間は9時です。
今日は、道洞~苧洞への海岸沿いの散策路を、苧洞まで歩きます。
蓬莱瀑布に行き、その後、14時の船で苧洞港から浦項に向けて出航します。
道洞港旅客船ターミナルの建物の上が展望台になっていて、展望台から海岸に続く階段を下りていくと、海沿いの散策路へ出ます。
まずは灯台を目指します。
火山島の鬱陵島は平地が少なく、道洞~苧洞への海岸線も崖が続きます。海と崖に挟まれた狭い散策路を進んで行きます。
平坦な道ではなく、アップダウンもがあります。
1泊2日というTV番組の撮影に来たみたいです。
途中からは海岸から離れて山道に入り、海は見えなくなります。
しばらく山道を進み、道洞灯台(杏南灯台)に到着。
灯台の裏手に展望台があり、苧洞の街が一望できました。苧洞港の赤い灯台と白い灯台、チョッテアム(燭台岩)が見えました。
散策路は苧洞港までずっと続き、いくつものアーチ形の橋を渡って、チョッテアム(燭台岩)まで行けると思っていました。
所々に出てくる、苧洞(チョッテパィ)→の標識に向かって、苧洞方面へ進んで行きましたが、通行禁止区間があり、これ以上進めなくなってしまいました。
落石事故が原因のようです。
道洞~苧洞の海岸散策路の中でも一番景観が良くて、アーチ形の橋を渡って楽しく歩けそうな場所だったのに、とても残念です。
ショック~。来た道を引き返し、道洞港へ戻りました。
次の目的地は蓬莱瀑布。
去年入手した鬱陵島の地図に載っているバス時刻表には、蓬莱瀑布行きの次のバスは11:10発と記載されていました。
11:10を過ぎたのに、バスが発車しません。1年前の時刻表が改正されていて、運転手のアジョシに確認すると11:20に発車すると言います。
すぐ近くにコンビニがあるので、運転手のアジョシに「ピョニジョメカッタオルケヨ~」と言ってコンビニに買い物しに行きました。
朝からまだ何も食べていません。
おにぎりでも食べたいなとコンビニのアジョシにおにぎりがあるかと聞くと「鬱陵島には入って来ない」との返事。鬱陵島のコンビニにはおにぎりは売っていません。
昨晩買って冷凍庫に入れておいたのに、冷凍庫が効いていなくて溶けてしまい捨てて食べられなかったテジバーを買いました。
苧洞を経由し、終点の蓬莱瀑布に到着。滝までは少し歩きます。
途中、天然エアコンと書かれた風穴がありました。
中に入ってみましたが、奥に行くほどひんやり、すずしく、本当に冷房が効いているかのようでした。
蓬莱瀑布の総落差は約30mで、3段で構成されています。
蓬莱瀑布の観光を終え、苧洞に来ました。苧洞も飲食店などがあり賑やかです。
鬱陵島はイカがたくさん獲れます。苧洞港にはイカ釣り漁船がたくさんありました。
今日、苧洞港から出航する船で鬱陵島を発ちます。
旅客船ターミナルで乗船券を購入しました。浦項行きサンライズ号14:00出発です。
出航まで時間があるので、チョッテパウィ(燭台岩)まで行ってみます。
港ではアジュンマが魚をおろしていました。
チョッテパウィ(燭台岩)の前に恋人達が南京錠をかけるハートのオブジェがありました。
チョッテパウィ(燭台岩)の先をさらにまっすぐ行くと灯台まで行けるけど、出航時間も気になるので、旅客船ターミナルへ戻りました。
行きは浦項から道洞港に着きましたが、帰りは苧洞港から浦項へ戻ります。
サンライズ号は定刻通り14:00に出航し、1泊2日の鬱陵島滞在が終了しました。
美しい神秘的な鬱陵島。韓半島では味わえない大自然の美しさを満喫しました。


みえぽんの162回目韓国旅行【後編】に続く。
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記事登録日:2017-06-23

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