記念すべき1歳のお誕生日「トルチャンチ」は盛大に！

こんにちは！プサンナビです。日本では１歳のお誕生日といえば家族でささやかなパーティーをするのが一般的。でもお隣りの国、韓国は近いとはいえやっぱり文化の違う外国、誕生日の祝い方が違うんですよ！韓国では１歳のお誕生日を「トルチャンチ」といい、家族や親戚はもちろん、友達や職場の人、普段お世話になっている人を招待し、式場を借りて盛大にお祝いをします。今回、ナビのお友達家族の赤ちゃんソジュンくんが1歳のお誕生日を迎え、招待を受けて行ってきました！トルチャンチってどんな様子？さっそく、お邪魔してみましょう！

「トルチャンチ」の文化と歴史的背景

「トルチャンチ」の「トル」とは直訳すると「まわる」、つまり１年単位に繰り返されること意味しています。そして生まれて最初の１年は人間の成長において大事な過程！それを無事乗り越えた！ということで盛大に「チャンチ（お祝い）」を行います。昔は１歳を迎える前に病気などで死んでしまう赤ちゃんが多かったため、赤ちゃんが１歳のお誕生日を迎えるということは１つの峠を越えたという意味もあり、これが慣習として現在まで引き継がれているそう。「トルチャンチ」では赤ちゃんがこれからも病気せず健康で長生きすることを願うとともに、お母さんを慰労し、たくさんの人でお祝いをします。

BGM付きで完成度が高いです！

写真と動画を組み合わせて見る人をひきつけます！

いよいよ「トルチャンチ」当日！おめでとうございます～！

トルチャンチは夕方の４時５０分から。ナビが会場に到着すると会場は人、人、人！なんと同じ時刻に始まるトルチャンチが５組も！式場は真ん中にビュッフェがあり、その周りに部屋が５部屋あるという構造で、食事を取りにくる人たちでごったがえしています。まずは到着した人から主人公の家族に挨拶をしてお祝儀を直接渡し、好きな席に座って食事を取りに行き、お客さん全員がそろうのを待つことなく各自食事を始めます。大体のお客さんが集まった時点で司会の人が登場し、トルチャンチを始めるという流れ。乾杯で始まり、ソジュンママが苦労して製作したビデオ映像を上映。続いてビオラの生演奏、簡単なビンゴゲーム、司会による祝賀ダンスなどなど、とにかくにぎやか！

会場内に川が流れてます！

食事を取りにいく人たちでいっぱい！

テーブル席。

会場入り口に飾られた写真を「トルサン」と言います。

スタジオで撮った写真の数々。

業者の方がひとつひとつ丁寧に飾ってくれました！

番号票を受け取って

当たればプレゼントがもらえますよ！

ビオラの生演奏！

電子ビオラで迫力満点！

司会の方達による祝賀ダンス！

お疲れ様でした～！

最大の見どころは「トルジャビ」イベント！

いろんなイベントの中でも、最も韓国らしい？楽しい企画があります。それは赤ちゃんが将来何になるかを占っちゃおう！というイベント「トルジャビ」。赤ちゃんの目の前に車、ゴルフ、紙幣、小槌、マイクなどを並べ、何を先に手にとるか、みんなで見守ります。車、ゴルフ、紙幣は見たとおりカーレーサーやゴルファー、お金持ちに。小槌は裁判官に、マイクは歌手や芸能人に、鉛筆は小説家など書き物をする職業に。また糸の束は長生きするそう！そして今回の主人公、ソジュンくんが手にとったのはなんとマイク！いつか大物芸能人になっているかも！ちなみにソジュンくんのパパは「糸の束を取ってほしい」とおっしゃっていました。やはり子供の健康を気遣うのはどこの国も同じですね！

いかがでしたか？日本とは違ってにぎやかに派手に1歳のお誕生日を祝うのが韓国流！日本の家庭でささやかにお祝いするのもステキだけど、こんなたくさんの人たちに足を運んでもらってお祝いをしてもらう誕生日はもう一生に一度かもしれないと思うと、記念すべき大切な最初のお誕生日！この賑わいの渦中、ぐずることもなく最初から最後までずっとおとなしかった主人公のソジュンくん、お誕生日おめでとう～！これからもすくすく大きくなってね！そして準備でいろいろ大変だったソジュンくんのパパ＆ママ、本当にお疲れ様！以上、プサンナビでした。