☆年末釜山の攻略旅行記☆

『旅行愛好会(仮名)』の男女8人衆、年越しは釜山で決まり!

メンバー(計8名)
りゅうくん(リーダー)
どらえもんくん(副リーダー)
ともおさん(釜山旅行中は男に変身!)
ミッキー(若さがうりのはしゃぎ娘)
バッタ(昆虫に似ている顔長くん)
朝風ボーイ(朝の風が好きな男)
まじめくん(まじめ一筋)
かめくん(パフォーマンスが笑えるムードメーカー)
正月に九州旅行をひかえるりゅうくんが、『九州からレアを求めよう!!』という発想から生み出した、釜山上陸計画。その号令の元に聴覚障害者というつながりで集まった男女8人のメンバー。それぞれ1回ぐらい会ったことしかない面識がない人ばかりでも、釜山旅行を通じて打ち解けて行くことに。後に『旅行愛好会(仮名)』を結成。

2002/12/28(土)


14:30新横浜で新幹線組5名で待ち合わせして博多へGo♪時計の針は21時を回っていました。

一路博多駅前付近の「東洋ホテル」にチェックイン!長浜ラーメンの店として名高い「一風堂ラーメン」を食すべく、天神へ。しかし、下調べしてないせいか肝心のラーメン屋の場所がわからなかったので、突然、りゅうくんがとった行動は…道端で暮らしているおじさんに訪ねていました。当然知る故なく、コンビニの店員さん、スターバックスで九州新幹線の開通についての話題に花を咲かせていた、見るからに鉄道マニアのお兄さん2人に尋ねて、やっとたどり着きました。その苦労(?)もあってか、激ウマです、感動でした!!
お次は天神といえば屋台。土曜日のためか、屋台数は少なめでした。
天神のショッピングセンター「Canal City =キャナルシティ」の噴水場ではしゃいでいたりゅうくんは、調子こいてすべって「ぽちゃ」。下半身がびしょぬれ!出発前からこんなはしゃぎようで、大丈夫かなぁ…?(ともおさんは呆れたようにりゅうくんを見ていた・・・)
戻ったホテルにて節約新幹線組2名(ミッキーとまじめくん)と合流。

2002/12/29(日)


博多駅前から西鉄バスにて中央埠頭へ。

いきなりトラブル発生!?緊張のあまり・・かめくんのスーツケースが、バス内でガーって通路内で流れてしまいました。かめくんはバスの運転手さんに怒られました。しゅん・・・ごめんなさい。
バスを降り一同は見上げました・・「あれ?何だかおかしい?」よお~く見たら・・・
「対馬行き」(←おい!国内じゃないですか?)
な~んと!隣の埠頭、博多埠頭第一ターミナルに来てしまいました。
慌ててタクシーで国際港へ移動!ギリギリセーフです。ここで岡山から夜行バスを利用してやってきた朝風ボーイくんと合流し、初めて8人全員が合流しました。
さあ・・わくわくどきどきの出国手続きから、高速艇「ビートル」でいざ!ぷーさん(釜山)へ!
運命的な出会いなのか、フェリー内でASL(American Sign Language)が出来る、カナダ人の旅行者に出会いました。
約3時間後に釜山港に到着。近くて遠い国と言われる韓国にやってきました!釜山港から近い地下鉄の駅「中央洞」駅から「南浦洞」駅へ。予備知識が乏しい僕らは・・地下鉄用切符の買い方に戸惑いましたが・・・試行錯誤の末、案外カンタンに購入できました!2度目からは釜山人のようにスムーズに行えました。ちなみに朝風ボーイくん、コインのみ対応の切符販売機の前の両替機と間違えて韓国版宝くじを購入(※釜山のお約束)。「これって当たっているの?」ってブツブツ言いながら・・「これも思い出のエピソードの一つになったね♪」と言うのでした。
←左が宝くじ、右が両替機なので注意しましょう。BYプサンナビ

そして、予約してあった「フェニックスホテル」に到着、チェックインして一同ひと休み・・・。
りゅうくん!いきなり無謀な行動へ!その場で見つけたゲームセンターで10,000ウォン分を両替しようとしたら、例によって両替機ではなく、メダル販売機と判明、ジャラジャラ….止まりませんでした。りゅうくん曰く「体を張って経験しました・・」と言いながら、皆にメダルを配るのでした。←(コレって言い訳だよね・・・ともおさん?うん!)
アリランタウンは上野のアメ横を髣髴させるような雰囲気に溢れていました。
釜山に来て初めて口にしたのは、B&C通りにある立ち食い屋台の、真っ赤な「トッポッキ」と「おでん」、韓国風のり巻きの「キムパプ」でした。「トッポッキ」は辛い!現地の人は、おでんの「つゆ」を、赤いプラスチックの柄杓ですくって飲んでいたので、私達も真似て飲みました。気楽に立ち寄ってとにかく格安で食べられる(これは私たち日本人がそう感じることかもしれませんが・・・)、これが韓国屋台のスタイルなんだなぁ~と感心!×2!
そのあとに食べた1500ウォンのチヂミは皆ハマってしまい、タレも格別で、もう忘れられない味でした。
3日間で4回も食しましたが、食べ足りな?い!ぐらい「うまい」ものでした。
そして、釜山のシンボルである「竜頭山公園」と「釜山タワー」へ。
エレベーターで一気に上りつめる展望台は、ちょっと傾いていましたが釜山の街並を見渡して、「これからどんな旅が始まるのだろう?」と心はウキウキ弾みっぱなし♪
そこらへんをぶらぶらしながら、地下鉄で西面駅へ移動。駅構内のロッテリアで見慣れた手振りをしている人を発見!カルビのおいしいお店を教えてもらおうと、声をかけました。意気投合し、結局合同で焼肉パーティをする事に♪その数20人以上!私達を歓迎ということで、格安でごちそうしてもらいました。
その中にいたキムさんが翌日観光の慶州を案内してくれる事になりました。こんな貴重な出会いがあった上に、韓国の人の親切さに触れて、とても感激しました。

2002/12/30(月)


慶州へ!
世界遺産めぐりの日。釜山総合バスターミナルのある老圃洞(ノポドン)でキムさんと9時に待ち合わせしました。朝のトラブルなのか・・朝風ボーイくんはおなかを壊して途中下車したけれど、無事集合して出発です。慶州までバスで1時間半、さらに市内バスで30分以上と移動時間が結構かかりました。バス移動中ずっとキムさんとお互い日韓辞書を手に、談話していました。キムさんは22歳の新婚さん。福祉の先生をしているせいなのか、ボランティア精神に溢れていて、しっかりしている方でした。
仏国寺の駐車場から歩いて10分。その日はお天気日和で、気持ちよいお散歩気分でした♪♪
途中の露店で鼻をつまむ匂いがしました。それは蚕の幼虫の炒め物!ここまで来たら、チャレンジ!無謀な挑戦者りゅうくんが語る肝心のお味の方は?「・・・・・。」そこで巻き添えをくらったメンバーの横で・・・平気でうまそうに食べるキムさんはさらに私たちをいじめるのでした・・・
仏国寺(プルグッサ)で極楽殿・国宝の多宝塔などを観光。キムさんが韓国での礼拝作法を教えてくれました。まじめくんにそっくりな木彫りの「タイ」を発見。みんなに駆り立てられて、ちょっと調子に乗って、購入したまじめくんは、とっても幸せそうな顔でとても印象的でした。
お昼ごはんは、仏国寺駐車場近隣のお店で。クルミで作られたゼリー状のサラダ・石焼ビビンバ・ソルロン(タン牛の頭、内臓、骨を煮込んでできたスープ)を食べました。美味×2♪

仏国寺からタクシーを使って石窟庵(ソックラム)へ。到着後、駐車場からかなり歩いて行きました。山の上なので、寒かったです。途中でカンロス(カムロス)」(?)とハングルで書いてあるから、きっと「甘露水」。皆、赤いプラスチックの柄杓を使って、水を飲みました
ソックラム石窟内はガラス張りで、厳格な雰囲気と神秘的な雰囲気が入り混じっていました。 

1時間に1本の釜山バスターミナルバスへのバスを待ち、また2時間バスに揺られて途中下車。
釜山大学を物色。駅は南浦洞より若者だらけでお店もたくさんありました。
釜山大学でりゅう君が大学院に侵入!釜山学生気分を10分ぐらい味わいましたが、かなり重い空気に圧倒されました。厳格なイメージがあるその釜山大学の門ではちょうど、女学生事件(※2人の女子中学生が米軍の装甲車に轢かれて死亡した事件)のデモを起こしており、反米ムードが高まっているから大変!!ちなみにりゅうくんは知らずに署名していました・・
カルビのお店で晩御飯。『餅屋は餅屋に聞け』ということわざがあるようにキムさんの肉を焼く手際の良さに感嘆!次はキムさんお勧めのお店に移動し、交流会を兼ねて釜山の学生たちと、パジョンとマッコリのパーティをやりました。この日の夜はこの旅行期間の中でも最高の夜でした。そこでは韓国文化と日本文化の違いを交流できて有意義な時間を過ごすことができたし、その上、彼女たちの人間性の豊かさと懐の深さを感じられる瞬間でした。
南浦洞に戻った一同は、夜のチャガルチ市場を物色。静まり返った港から見る夜景も格別でした。
この日のかめくんの珍言「韓国は寒かった。」今更・・・何を言ってんだ。しかも、まだ終わってないし・・。

2002/12/31(火)


韓国といえばアカスリ!エステ!の国!初日の焼肉パーティで知り合った、釜山の学生さんのJHOくんに案内してもらい、バスで約15分かかって「影島区(ヨンドグ)」の「太宗台温泉」へ!

バスの運転手さんのハイレベルな運転の荒さに、ここで初めてミッキ―はカルチャーショックを受けたそう。昼前ながら、ちょっと混んでいました。韓国の人達はかなり時間をかけてアカスリ、アカスリ!日本では見ない、韓国の銭湯スタイルにビックリです。
男どもも「あかすり」に挑戦!!「あかすり」は奇妙な体験でした・・あかすりしてくれる人のXXXが目前で揺れながら見えて・・キモイ・・その日からどらえもんくんはきもい夢でうなされたそうな・・
ミッキ―とトモオちゃんはオプションでエステも体験!イタ気持ちよかったです。二人とも、ツルピカになってご満悦♪さらに肌自慢会を開催していました・・・
屋台で売っていた、韓国版タイヤキがおいしかった~。日本よりもプチサイズで甘めでした。しかも、1個200ウォンと安い!!
お昼はJHOくんお勧めの冷麺のお店はソバ粉をベースにしたスープ入り冷麺「元山麺屋(ウォンサンミョノク)」へ。メニューがハングルだらけで理解不可能な私達に、日本語を話せるおじさんが食べ方など、親切に教えてくれました。こうした出会いにとても感謝です!
食後は、西面のロッテ免税店でお買い物♪
女性陣のミッキ―とトモオちゃんは南浦洞へ戻り、ネイルサロンSASSIへ。ファイリング、甘皮処理、マッサージ、カラーリングがセットになって何と25,000ウォン。オプションでエクステンションもやっちゃいました!終わった二人は指先にうっとりと恋してしまいました♪男子軍団は西面でショッピングの続きを!!チヂミの味比べなど屋台を物色していました。やっぱり!南浦洞のチヂミが最高さ!なんたってタレが違うんだから!
南浦洞のカルビ通りで旅行最後の晩餐です。ここの従業員はみんな女性で、中にいた和田ア○コのようなエネルギッシュなパワーに私達は圧倒されました。韓国代表のサポーターソングを歌ったら、のってくれた・・さすが和田ア○コにそっくりさんでした!!
「豚の首」はやわらかくて美味しかったです。
そのあと、PUSANNAVIで下調べしてあったカウントダウンのイベント開催場所の竜頭山公園に向かいました。鐘の周りにはすでに人ひとだかり!
メッセージボードが設置されていたので、記念にメンバーの名前、それぞれの2003年の抱負を書き残してきました。叶うといいな♪
りゅうくん: 今年もレアを求めて三千里!!
どらえもんくん: 釜山は永久に不滅です!
ともおさん:いろんな思いがつまった02年を最後に、異国でカウントダウンできるとは思ってもなかった!03年はチャレンジ精神で行くぞ♪釜山に来て良かったデス。
朝風ボーイくん:・・・・・・忘れた!!
ミッキー:今年はやるぞ!
まじめくん:あの笑顔を大切に!
バッタ君:バッタは最高です!
かめくん:韓国は寒かった!

2003/1/1(水)


5:30にロビー集合して海雲台(ヘウンデ)へ初日の出を見に行くぞ!のはずが…..

お寝坊で出発は遅れましたが、とりあえず2台に振り分けしてタクシーで向かいました。乗ったタクシーは大渋滞で、りゅうくん・どらえもんくん・かめくん・朝風ボーイ組は、先に行かせた1台のタクシーを追いかけに走り出しました。
海雲台付近でかめくんが突然叫ぶ!!「あ!ミッキーだ!」・・驚いた運転手さんはタクシーを渋滞の中からはずして、道端に止めました!!その瞬間のかめくん「消えた・・・」、どうやら幻覚をみたらしい・・・迷惑な!!しかたがなく・・帰りの時間を考慮して断念し、ホテルへ引き返しました。しかし、もう1組は全員熟睡しており、タクシーが停まるまで行ってしまいました。降りた場所ではすでに日は昇っていたものの、とても綺麗でした。いざホテルへ帰ろうとしても、「ここはどこ?」でした。後になって知りましたが、どうやら月見が丘まで行ってしまったようでした。道を尋ねた人が運良く日本の方で、知り合いの韓国のおじさんが車を手配してくれ、近くの地下鉄に着くことが出来て一安心です。その駅は何と地下鉄2号線の終点「萇山(チャンサン)」でした。何かとトラブルはありましたが、ここでも韓国の方の親切に触れて私達は、「カムサハムニダ」と握手の連発でした。
帰りのフェリーの時間までそれぞれフリーで南浦洞にてお土産漁りのお買い物。最後に食しようと、チヂミ店へ。元旦なので、お休みでした。ガックリ。
いよいよ出国。遠ざかって行く釜山を見てとても名残惜しかったです。
わずか4日間でしたが・・・たくさんの思い出と親切を!「ぷーさん」ありがとう!!!
帰りのフェリーではみんな旅疲れで爆睡していました。
博多港に着いて、一同は、韓国ナショナルチームのサポーターの「レッドデビルズ」の真っ赤なTシャツを着て、「お疲れ様でした!」と旅を締めくくりました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-04-08

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