SANAの釜山特派員レポート・第4回「Cinematic-LoveでPIFFだけのクラブシーンをエンジョイしよう!!」

第4回「Cinematic-LoveでPIFFだけのクラブシーンをエンジョイしよう!!」

1.Cinematic-Love 2007

今年で3回を迎えたCinematic-Love!!今年は誰が来るのかな?と期待を込めてPIFFのホームページをチェックしたら、なんとm-floとSOUL’d OUTと書いてあるじゃないですか!!これは行くしかない。m-floは日本での人気はもちろん、韓国でもものすごく人気があるんです。韓国の人たちがどのくらい彼らを知ってて、また彼らがどんなパフォーマンスをしてくれるのかを楽しみに、ワクワクしながらさっそく会場へ向かいました!!

2.m-floの人気はすごかった!!

毎年このイベントは釜山ヨット競技場付近で行われます。会場に着いてみてびっくり。すでに多くの韓国人の若者たちが集まり、中に入れない人たちが会場の外で待っている状況。中には日本人もちらほら。一番の印象は、とにかく人が多い!!チケットを買いに行って、さらにびっくり。隣のチケットブースのお姉さんが「今は人が多すぎるので、今の時点では当日券は売れません!」と叫んでいました。こんなこと今まで3年間で一回もありませんでした。さすがm-flo。韓国でも超人気です。どんだけ中にいるんだ??と思いながら会場に入ると、照明や機材の熱気と若者たちの熱気でむんむん!!
会場で知り合いの韓国人に会ったので、今回のCinematic-Love、どうどう??と聞いてみました。やはり彼女たちもm-floを見に来たそうで、改めてm-floの韓国での知名度の高さを実感しました。m-floのパフォーマンスが始まると会場の盛り上がりもピークを迎えます!!

3.歌って踊れる韓国人たち

韓国に住んだことがある人や、韓国人の友達がいる人は誰もが実感することだと思いますが、韓国人はみんな基本的に歌って踊れます。(笑)カラオケに行っても踊ります。誕生日でも踊ります。卒業式でも、教会でも、とにかくどこでも歌って踊ります。しかも基本、みんなうまいんです。
この日も韓国の若者たちは大いに歌って、踊っていました。しかもm-floの日本語の歌詞もばっちりです。これはすごい。中には一人で来て、一人で踊っているツワモノもいました。本当に韓国人の若者が日本の文化に興味を持ってくれていることは、日本人の若者としてうれしいですね。改めて音楽や映画など、ソフトパワーの偉大さに気づかされました。

4.在日コリアンのミュージシャンたち

実は3回とも、このCinematic-Loveには日本で活躍するDJやミュージシャンが迎えられているんです。彼らは在日コリアンで、韓国でもとても人気のあるミュージシャンたちです。第一回のDJ Towa TEIがパフォーマンスしたときも、すっごく盛り上がりました。ちょうどハウスミュージックが流行り出していたころだったので、ソウルからわざわざ来た人も多かったそうです。
意図的なマーケティング戦略があるのかは分かりませんが、「日本のミュージシャン」として人気を博している人たちの中で、在日コリアンのミュージシャンが多いことは事実です。DJ Towa TEI、m-flo、Crystal Kayなどがその代表的なミュージシャンに挙げられます。これは映画監督に関しても、同じことが言えると思います。在日コリアンの映画監督の作品は、メディアで多く取り上げられる傾向があります。同じコリアの血の流れた海外ミュージシャンを応援し、その先にある文化を吸収していくことは、日韓の文化交流において大きな意味を成しています。これからももっともっと日韓の若い文化人たちの交流が活発化していくことを期待したいです!!

5.感想

m-floはもともと好きだったんですが、韓国に来るようになって、テレビなどで多く取り上げられているのを見てから、曲などを個人的に聴くようになりました。ポップなイメージと多彩な曲調で、日韓の若者たちが好きになるのも大いに納得できます。それにしても、盛り上がりました。日本でもイベントに行ってみたいなと思います。来年は誰が来るのかな?もう今から楽しみです。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-10-26

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