ゆきこの釜山生活すいも☆あまいも・第8回「釜山大学、近況報告!」

第8回「釜山大学、近況報告!」

皆様こんにちは~!! ゆきこです。さて、私が韓国へ来てから早1年が過ぎました。昨年の6月から通い始めた釜山大学言語教育院での授業も、夏、秋、冬学期を終え、現在は春学期で5級を勉強中です。いや~時のたつのは本当に早いですね。そんなわけで今回は、最近の学校の様子と、冬学期の修了式についてレポートしたいと思います。

5級の授業はどんなもんですか?

もともとは1級~6級まであるのですが、今学期は6級の学生数が少なく、開講されませんでした。そのため、6級に行くはずだった学生も、5級のクラスで私たち4級から上がってきた学生と一緒に勉強しています。その方たちにとっては、5級の授業を2回やることになったわけで、だいぶ気の毒な気もします。私のクラスは全部で10人。国籍は日本、中国、ロシア、モンゴル、ウズベキスタンなどです。教室は建物最上階8階の801教室。
5級に入ってから、担当の先生が2人に増えました。高級クラスに入ったら、多様な先生方から教わった方がいいという理由からだそうです。曜日ごとに教える先生が決まっていて、それぞれ教科書の勉強する部分も決まっています。1週間に1課ずつ終わる仕組みです。先生が2人だと、それぞれ教え方や雰囲気も違いますし、教室の雰囲気も変わってきます。また、それぞれの先生によって、宿題や予習をしなくてはいけない範囲が違い、何を何曜日までにやっておかなくてはいけないかをきちんと覚えておかなければならず、混乱することもあります。それと、一人の先生であれば、一緒にいる時間もより長く、より親しくなれるような気がすることもあり、先生2人制にはちょっと賛成できない私です。
教科書は以前からの引き続きで、ソウルのギョンヒ大学校のもの。5級では、高級1を使っています。全部で8課あり、1課ずつにテーマが決まっていて、それぞれに聴解、読解、会話、文法、作文などの内容となっています。高級の教科書に入ってから全く違うことは、文法の占める範囲がすごく少なくなりました。全く無くなったわけではないのですが、学ぶ文法項目は以前と比べて非常に少ないです。かわりに長い文章を書く際の構成方法(起承転結)などについて学ぶ部分が増えました。教科書の字も小さく細かくなりました。
授業では、教科書の勉強のほかに、ニュースや新聞、映画やドラマから韓国語を学ぶ時間もあります。映像を見ながら聞き取り、スクリプトを読んで語彙などを勉強します。また、学期中で一人一回、発表をしなくてはなりません。内容は自分の興味のあることで、クラスのみんなと話したいこと。プリントを用意して発表し、それについてみんなで討論をします。私は来週発表で、原稿はもう書いたのですが、発表の練習はまだしていません。緊張するけど、誰もが通らなければならない道ですので、がんばりまーす!
20分の休憩時間はもっぱらおしゃべりに費やすことが多いです。
ほかに、教室で睡眠時間に充てる人もあり。
また最近は気候が暖かいこともあり、外の自動販売機前は人・人・人!ってほどたくさん人が集まって、ジュースを飲みながら楽しそうに話をしています。ちなみに、缶ジュースの販売機のほうには、もうホットものは置いていません。こういうところにも春の到来を感じます。温かいコーヒーを飲みたい方は隣の紙コップコーヒーの販売機をご利用ください。コーヒーは150ウォン~です。

学期末、最後の日に行われる修了式

毎学期の最後の日は修了式が行われます。修了証、皆勤賞(2万ウォン分文化商品券)、奨学証書(各クラス1位・2位になると、次の学期の学費が割引になる)などの授与はもちろん、スピーチ大会や個人や団体(クラス)での発表も行われます。ここでも優勝・準優勝の個人・チームには賞金が出るので、嫌でも本気モードになってしまうのは私だけでしょうか?
今回は、2月初旬に行われた冬学期の修了式の様子をご紹介します。4級の私のクラスは、女子は韓服を着ることにしました。見た目のあでやかさは、団体発表の結果にも影響を与えるでしょうか?? 
皆勤賞などの授与です。 皆勤賞などの授与です。

皆勤賞などの授与です。

そのあとスピーチ大会が行われました。各クラスから、1~2名が発表します。私も夏学期(2級)のときに発表したのですが、ちょうど時期的に最後のテストと重なって、準備も大変だし、大勢の前で発表するというのも非常に緊張したことを覚えています。
続いて個人の発表。今回は音楽に合わせてダンスを披露した方や、アカペラで韓国語の歌を歌った方などが出場しました。
さあ、いよいよ団体(クラス)の発表です。今回は一緒に歌を歌うクラスがほとんどでしたが、小道具を用意したりと工夫もいっぱい。
私たちのクラスは一番最後です。「ジョンイハク」(折り紙の鶴)という歌を、ギターの生演奏に合わせて歌い、歌う間に大きな折り紙で鶴を作る、というものでした。先生も一緒に歌います。前の日は夕方暗くなるまで残って練習しましたが、果たして結果は・・・
なんと1位でした! 
一生懸命練習した甲斐がありました!! 賞金は7万ウォン。最後に記念撮影です。この賞金を持って、お昼はサムギョプサルをたらふく食べ、そのあとノレバン(カラオケ)まで行って、大騒ぎの一日でした。
勉強した韓国語を使って、他の国の学生たちと一緒に歌を歌ったり、何かひとつのことをやるのは楽しいです。そしてもちろん、授業中にひとつの話題についてみんなで話すのも国ごとの違いなど感じることができて興味深いですよ。これこそ、韓国で韓国語を学ぶ醍醐味かもしれませんね。それでは、今回はこの辺で~!

釜山大学ミニ情報~大学内に博物館があった!

広い釜山大学キャンパスのちょうど中腹あたりに、釜山大学博物館があります。館内は狭くてすぐ見終わってしまいますが、大学構内の散歩がてらに訪れてみるのもいいかもしれません。展示されている近辺で出土した土器などを見ていると、不思議と落ち着きます。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-04-20

ページTOPへ▲

その他の記事を見る