塩崎潤のマイカーに乗って韓国へ・第1回「マイカーで韓国に行ってドライブ!」

第1回「マイカーで韓国に行ってドライブ!」

アンニョンハセヨ!
はじめて、プサンナビに登場します、塩崎(しおさき)です。 韓国の新しい楽しみ方を、お伝えするためにやってきました!よろしくお願いします。
みなさんは、韓国をどんな風に楽しんでますか?ショッピング?冬ソナ?エステ?・・・
それともやっぱり、グルメ??
うーん、どれもこれも、捨てがたい韓国の魅力ですね!
でも!しかしです!まだ、ほとんどだーれも知らない、新しい韓国の楽しみ方が、実はあるんですっ!
私はそれを、存分に味わってきました!日本からこんなに近くて!こんなにもたくさんの人が毎年旅行してるのに!まだまだ知られていない韓国の楽しみ方って、あるんですね~。私はその楽しみを紹介するためにプサンナビへやってきました!
その、新しい楽しみ方とは・・・
ズバリ『ドライブ』!
海外旅行で「ドライブ」といえば、アメリカでもヨーロッパでも一般的な楽しみの一つなんですけどねー。しかし、こと韓国のドライブの話となると、あんまり聞きませんよね?なんででしょうか??
「韓国ってドライブできるの?」
「韓国って危ないんじゃないの?」
「やり方わかんないしー」・・・
いろんな声が聞こえてきそうですが・・・、結論から言えば、「大丈夫!十分楽しめます!」。

というか、近いお隣の国からこそ、一番簡単に気軽に海外のドライブを楽しめるのがむしろメリット、とすら言えます。もちろん、近い&お隣、といっても、日本じゃない、海外でのドライブになりますから、交通ルールが異なることもあれば、日本では当たり前のことも韓国では当たり前でない、そういったこともいろいろとあります。

でも、それこそが、まさに韓国ドライブの楽しみでもあるのです。日本のドライブとは違った、いろんな新鮮な体験ができることこそが、韓国ドライブの最大の魅力。そういったことは、アメリカに行っても、ヨーロッパに行っても、オーストラリアに行っても当然あります。ここはひとつ、郷に入っては郷に従って、韓国のドライブを満喫し、今まで見つけられなかった、新しい韓国を、あなたの自信のハンドルで、見つけてみてはいかがでしょうか?

ドライブはマイカーで

さて、韓国のドライブといっても、実はその中身は、大きく分けて、二つの方法があるんです。ひとつは、アメリカやヨーロッパのように、旅行に行って、そこでレンタカーを借りてドライブする方法。これは、もう、皆さんご存知の一般的な方法です。

では、もう一つの方法はというと・・・。これは、一般的じゃないですよ~。なんと、
日本から自分の車で、そのまま韓国までドライブ!

です。もう一度言います。「あなたの家から、あなたが今のっている車で、釜山(プサン)でもソウルでもどこでも行くことができるんです!」 どうです??ビックリしましたか?(えっ!?驚かない。。。いや、ここでは驚いてください・・・)

先ほどもお伝えしましたが、韓国は日本のお隣の国。だからこそ、他の国ではなかなかできない特権として、なんと、日本からそのままドライブにいけちゃうのです!もちろん、福岡ナンバーでも、品川ナンバーでも、一切関係なし!今アナタの車についているナンバーそのままで!そのままソウルでも釜山(プサン)でも走れちゃいます。
では、なんで外国に行くのに、日本のナンバーのままで走れるのか?韓国の人が「ひらがな」を読めるのか?いや、品川だってよめないかも・・・とか、そんな難しいことは考えてはいけません。理由はどうあれ、せっかく日韓両政府がOKと認めてくれているんだから、私達はそれを思う存分楽しまない手は、もはや、ないのです!
そういうわけで、日本から韓国に車を持ち込んで、韓国を6000キロ以上ドライブした、私塩崎(しおさき)が、その経験を元に「自分の車で行く、韓国ドライブの楽しみ」を、そのやり方からコツ、道中でおこったおもしろい出来事などなど、数回にわたって紹介していきたいと思います。今度の休みは、あなたも韓国へドライブに行きましょう!では、よろしくおねがいします!

韓国への道のりは国際カーフェリーで

さて、いきなり「韓国に車で行く」といっても、何をどうやって・・・というのがさっぱり分からないですよね。そこで、まずは、アウトラインから紹介します。
車で韓国に行く、といっても日本と韓国は陸続きではありませんから、その手段は国際フェリーになります。現在(2005年7月現在)、日本から韓国へ車を積んでいけるフェリーは、下関、広島、そして大阪の3箇所から出ています。そして、いずれのフェリーも、行きは夕方出航して、翌日の朝釜山(プサン)に到着します。国際フェリーで一泊することになるわけですが、これが実は、韓国ドライブの隠れたもうひとつの楽しみだったりもするんですね。レストランでは、もう韓国料理が食べれたり、みんなでお風呂に入れたりと、充実の一泊で、気分も盛り上がります。

ドライブのための具備書類

そして、車を韓国に持っていくには、少しだけそれ用の手続きが必要です。
1)国際カーフェリーのチケットを購入する

1)国際カーフェリーのチケットを購入する

2)登録証を陸運局で入手する

2)登録証を陸運局で入手する

3)国際運転免許証をとる

3)国際運転免許証をとる

4)車検証、はんこ、日本の運転免許証を用意しておく

4)車検証、はんこ、日本の運転免許証を用意しておく

えっ!?これだけ?こんなに簡単なの??と思うかもしれませんが、そうです。これだけです。細かく言えば、航路によって多少の違いはありますが、基本的には、この4つを準備すれば、マイカーと一緒に国境を越えることができます。あとは、韓国上陸時に韓国の自動車保険に加入しますので、あとはもう、あなたの車で韓国を自由にドライブすることができちゃうのです!

運転モラルが低いといわれる韓国でも大切なのはゆとりです!

「手続きは、そんなに難しくなさそうだけど、韓国って実際ドライブできるの??道とか大丈夫??」
そうですよね。確かに。私も以前、韓国のドライブは危ないというイメージも耳にしたことがありました。じゃあ、2005年現在、実際今の段階でどうか、実際にドライブした私の感覚で、日本と比べてみると・・・

・韓国の道の舗装も、非常にしっかりしている。日本とくらべても遜色なし。
・信号、標識など、道路設備もばっちり整っている。

・信号、標識など、道路設備もばっちり整っている。

・車間距離が日本より狭く、マナーは日本より若干低い。特にバスに注意が必要。

・車間距離が日本より狭く、マナーは日本より若干低い。特にバスに注意が必要。

・高速道路は、広くて快適、日本よりもむしろ快適かも。

・高速道路は、広くて快適、日本よりもむしろ快適かも。

・町の中心部は渋滞するが、郊外に出れば驚くほど快適、一般道で80キロ制限もザラ。
・日本は右ハンドルの左側通行。韓国はアメリカや多くのヨーロッパと同様左ハンドルの右側通行。でもこれは、やってみると頭で考えているほど、難しくない。
といったところです。日本よりいいなあ、と思うところもあれば、日本のほうがいいなあ、と思うことも。しかし、全体的に見れば、日本とそんなに変わらないかな、というのがドライブした印象です。まあ、外国でドライブをするわけですから、すべてを日本のものさしでは測れませんよね。いろんな違いもありますが、まさに、それを楽しもう!というのが、とりもなおさず韓国ドライブの魅力なのです。そして韓国は、私達がドライブする上で、その環境は整っている国だといえます。おそらく・・・みなさんが思い描いているイメージ以上です。釜山に上陸し、韓国の高速道路に乗って、パーキングにでも入ってみたら、きっと驚くと思いますよ~!意外!?とキレイで広くて快適ですから!

バスは道路の王様です!

ただし!さっきも言いましたが、バスは例外です。韓国のバスは、日本のバスとは正反対の感覚で受け止めなければなりません。

●日本でのバスのイメージ・・・一番遅い、一番安全運転、乗るか載らないか分からなくても、とにかくバス停には停車する、時刻表がある・・・ これを、そのままひっくり返すと、韓国のバスになります。
●韓国のバス・・・一番速い、一番熱い運転、乗る意思表示を明確に示さない限り、バス停には停車しない、時刻表がない・・・
というわけで、成功する韓国ドライブ、そのコツは、ズバリ、バスにはできるだけ関わらないようにしよう!ということです。韓国では、バスのことを「ボス」というんですが、まさに、道路の「ボス」なのでした!(失礼!)

そうそうそれともう一つ、折角の韓国まで来てのドライブですから、あせったり、無理をしたりするのは禁物ですよ。むしろ、日本よりも気持ちにゆとりを持って、車間距離を開けて、マイペースで走りましょう。まわりの状況も大事ですが、それ以上にハンドルを握った自分の心のゆとりこそが、安全ドライブの肝ですからね!

新鮮な体験こそ海外ドライブの醍醐味

それから、忘れてはならないのは、ドライブだからこそ、味わうことのできる新しい韓国体験。ドライブは、単なる目的地までの移動手段ではなく、移動しているその間が、楽しかったりするものです。慣れない地をドライブするわけですから、思いがけないこと、戸惑うこともありますが、それもまた魅力なんですね。たとえば・・・
・釜山に上陸して最初に走る道が、いきなり12車線くらいあったり
・信号待ちしてたらいきなりおばちゃんが花束持って近づいてきたり
・ガソリンスタンドで「満タン」って言ってみたら通じちゃったり
・ただ、走ってただけで、手を振ってくれたり

もう、目的地にたどり着くまでが、イベントの連続で、そのひとつひとつが、新鮮でウキウキワクワクなのです!
また、そういった思わぬイベントのほかにも、もちろんドライブは、その快適さ、便利さも見逃せないポイントです。疲れたら休む、面白そうなところがあったら立ち止まる、そのすべてがマイペースでできますし、また何といっても、家からそのまま荷物を積んで、韓国までいけるので、あれもこれももって行きたいものは重さを気にせずに持って行けますというのも魅力です。逆に、おみやげをたんまり買い込んでしまっても大丈夫!なんたって、韓国から家までが、ドアtoドアですからね!韓国のドライブなら、海外旅行+ドライブの両方のいいとこどりができちゃうんです。これは、ちょっと他の旅行やドライブでは、味わえない醍醐味じゃないでしょうか?みなさんにもぜひ、体験してもらいたいと思います。なお、韓国ドライブについては、私のホームページ(http://e-driving.info)でも紹介しています。よかったらそちらも見てくださいね!また、ご質問やご相談などあれば、どしどしメール(mail@e-driving.info)下さい。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-07-06

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