南浦洞・韓服通り

ナンポドン・ハンボッコリ남포동 한복거리

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韓国の伝統服の専門店が並ぶ名物通り!

アンニョンハセヨ、プサンナビです。普通、私たちには「チマチョゴリ」という名前で親しまれている韓国の伝統服をテレビや映画で見たことがある方が多いのではないでしょうか?鮮やかな色使いといい、柔らかな曲線といい、惹かれる要素が多いはずです。韓国では、伝統服のことをハンボッ(韓服)と呼んでいるのですが、釜山の観光スポット南浦洞(ナンポドン)にも、ハンボッの専門店が集まったハンボッコリ(韓服通り)と言われる名物通りがあるというので、早速行ってみましょう!!
モニュメントが目印
地下鉄チャガルチ駅7番出口を出て、一つ目の交差点曲がりしばらく直進すると両脇に市場が見え、人通りもとっても多くなっています。そんな中に、背の高いモニュメントが目に入ります。よく見ると韓服を着た女性の写真も貼ってあるこのモニュメント、これが、韓服通りのシンボルです。(青い看板もかかっています)そして、このモニュメントのある角を左に曲がった通りと、そしてもう一つ奥の通りが「韓服通り」となっています。
韓服通りの背景
この通りは朝鮮戦争時代に北部からの避難民を対象に、生活手段として家庭で個人的に韓服を作り、売っていたのが始まりだそうです。1960年代以後、韓服のお店が少しずつ集まり始め、今では約30軒の専門店が軒を並べています。
韓服専門店の中を拝見
韓国では女性が結婚する時に韓服を仕立てるのが一般的なので、結婚を控えた女性はこのような専門店に来て、自分の好みの色と、サイズに合わせた韓服を誂えます。そのため、お店では完全に出来上がった韓服を販売しているわけではありません。店内には様々な色と種類の生地が並べられ、この中から自分にあったものを選ぶようになっています。日本の呉服屋さんと同じです。
店内には生地のほかに、韓服を着た際に身につけるアクセサリーも飾ってあります。きれいな刺繍が多いアクセサリー、同じアジアであるもののやはり色使いといい、柄といい微妙に違います。
日本人も韓服を作るのかな?
きれい、かわいいとは言うものの日本人にはあまり必要性のない韓服を買うというのはなかなかなことです。やはり、この通りで韓服を仕立てるのは日本人よりも、在日韓国人の方が多いのだとか。日本人の場合はたまに仕立てる人もいるものの、ただ写真を撮っていく方が多いそうです。たしかに、これだけの韓服を生で見られるのはなかなかないチャンスです。ちょっと図々しいかもしれないけれど、上手にお願いして写真を撮らしてもらいましょう。
やっぱり気になるお値段
買う可能性は少ないというものの、やっぱお値段が気になります。日本の着物的な存在であるだけに、韓服もそれなりのお値段がするようです。大体40万~120万ウォン(日本円で4万~12万円)くらいが目安だとか。もちろん、高いものは200万ウォンを超えるものもあるそうです。出来上がるまでには約2週間が必要で、海外までの発送もしてくれるお店もあるので、思い切って仕立ててしまうってのいうのもありです。
ショッピング向きの通りというよりは、見学向きの韓服通り。テレビではなく、本物の韓服を直に見て見たい方にはとってもうれしい通りです。あまりにもきれいなのでついつい欲しくなってしまうかもしれませんよ。以上、プサンナビがお伝えしました。

記事登録日:2002-12-10

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スポット登録日:2002-12-10

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