旧・東海南部線が 海雲台~松亭間がウォーンキングコースとして生まれ変わりました!!
こんにちは、プサンナビです。国鉄東海南部線の海雲台~松亭駅間は、かつて鉄道から見られる最高の景色として韓国内で広く知られていた区間でした。海岸に沿って鉄道が走り、海雲台の海の景色が車窓一杯に広がり、まるで海の上を鉄道が走っているような感じに。しかし2013年12月、多くの鉄道ファンに惜しまれながら海雲台~松亭の区間は廃線に。しかし熱いファンの惜しむ声に応え、2014年3月から廃線となった旧線路がウォーキングコースとして一般公開されることになりました!車窓から見て楽しんだ景色を、今度はゆっくりと歩きながら見ることが出来ます。それでは、新しくウォーキングコースとして誕生した東海南部線の区間を、詳しく見ていきましょう!
国鉄東海南部線は釜山の釜山鎮区から慶尚北道の浦項までを繋ぐ、全長147.8Kmのローカル線。韓国東海岸の石炭と木材、鉱山、海産物を主に運搬するために建設された、重要な路線でした。1918年には慶州-浦項間が、1935年には釜山-慶州間が開通。80年の歴史を持つ路線です。
※解放区間:尾浦~松亭間(4.8キロ)
ウォーキングロードまでのアクセス
スタートは海雲台側からでも松亭駅からでも、どちらでも大丈夫!地下鉄の駅から徒歩でアクセスすることが出来る海雲台側からのスタートがオススメです!
<海雲台側スタート地点まで>
地下鉄2号線チュンドン(中洞)駅7番出口を出るとEマートがあります。そのまままっすぐ進むとタルマジゴゲ(月見ヶ丘)の入口があります。この五叉路で海側の尾浦方面へ歩くとすぐ左手に踏切があります。この踏切から線路に入りウォーキング、スタート!
いつまで一般公開されるの?
この廃線区間は当初、韓国鉄道公社が釜山市民のために公園を作る計画で、2020年までは閉鎖される予定でした。しかし風光明媚な景色が堪能できる区間が壊されてしまうのはもったいない、という釜山市民の声があがり、それらの声に応え、釜山市と韓国鉄道公社が監視カメラを設置するなど安全対策を取った上、2014年3月1日から市民に開放することになりました。釜山市は今年9月から2017年まで廃線区間を市民公園にするため段階的に工事をすすめ、センタムシティーから自転車ロード、散歩道などとつなげて、「釜山グリーンレイルウェイ」を完成させる予定。しかし、このまま旧東海南部線を残しておきたい!という運動も行われているため、今後はどのようになるのかは釜山市の発表を待つしかありません。
踏切を入るとすぐに、線路の上を歩く釜山の人の姿をたくさん見ることが出来ます。キレイな海を見ながら線路の上を歩くなんて、最高の思い出にもなりますよね!
約20分ぐらい歩くと「タルマジジェトンネル」が見えてきます。ここはオシャレなカフェやギャラリー、レストランが立ち並ぶ月見ヶ丘と呼ばれるタルマジゴゲ。ここを過ぎると海雲台ビーチ、マリンシティー、冬柏島方面を一望することができるビューポイント、フォトポイントの登場です。
東海南部線の旧・海雲台駅がギャラリーとしてオープン!
海雲台駅の旧駅舎は市民ギャラリーとして4月にオープン。地下鉄を利用する人や、海雲台にショッピングに訪れた人、ウォーキングに来た人など、気軽に立ち寄れるギャラリーとして生まれ変わりました!
いかがでしたか?鉄道からの景色をもう一度見たいという方や、釜山の海の景色を満喫したい!という方は是非、線路が生まれ変わったウォーキングコースを訪れてみてください。ステキな釜山の景色に出会えること間違いなし!また廃線探訪が趣味の方にもオススメです。以上、旧東海南部線よりプサンナビでした。