壷器文化館（蔚山）

こんにちは、プサンナビです。釜山から1時間ほど北に向かうとある蔚山市の入り口に韓国の文化を垣間見れる施設があります。土器やお皿、キムチをつける窯などを総称してオンギ（壷器）と呼んでいる壷の歴史や文化、種類などが展示され、体験できる文化施設がこちらのオンギ文化館。直接、作ることが出来る体験施設やオンギを購入できるお店、工房や窯と壷器に関する全てのものが揃っている村になっています。ということで、韓国のお皿や壷に興味のある方は必見ですよ！

壷器村の由来

現在、こちらの文化館のある場所は、以前から壷器にまつわる村でも有りました。ということで、この文化館が出来るまでの由来をちょっと紐解いて見ましょう。1950年ごろ、壷器の商売を営んでいたホ・ドクマンという方が既存ものを改良したようと全国に普及されている途中に、交通の便がよく、また壷器の原料となる土の質が良く、立地条件もぴったりという現在の文化館がある場所に移ってきたことが始まり。当時は、朝鮮戦争の影響で避難民が南部に移動していたこともあり、この壷器の需要も高まり、その壷器を作ることを勉強する人も増え、1980年ごろまでにこの村に壷器の店が10店舗ほどになり、職人も400人ほどと増加した。このころ使用されていた窯は現在も9基が残っているだけではなく、需要が減った現在も職人が40人ほど残り、現在も窯器業を営んでいる村になっている。

●生命の器
またもう一つ、オンギは生命の器とも呼ばれています。オンギに米や麦、各種種などを入れておけば、来年まで腐らないで保存が出来るからです。これには、器を作る過程で、窯の中で焼くときに、一緒に焼く木から灰が出て、その灰が器にもつき、防腐の効果があるからだとも言われているそうです。

日本の壷も紹介してあります

オンギを購入できるお店もあります！

文化館の周りは現在もオンギを作っている工房がいくつか有り、その工房で作っているオンギが購入できるお店もあります。お値段も5000Ｗぐらいから有り、お土産にも買って帰れる小さいものからそろっていますよ＾＾

お花のモチーフのお皿がとってもキュートじゃないですか？