温泉ヘムルタン / オンチョンヘムルタン

アンニョンハセヨ、プサンナビです。釜山屈指の温泉街として知られる東莱（トンネ）温泉エリア。昔から日本との繋がりがあった場所で、日本人の影を感じられる建物なども見ることができます。そんな東莱温泉エリアに日本人のおばあちゃんがいるナクチポックンのお店があるというウワサを聞きつけたナビ。早速、そのお店を探してきました。

元気な日本語で挨拶をしながら来て下さったおばあちゃん。お年は今年で81歳とは思えないほど元気で、日本語も流暢にお話になっていました。お話を伺うと、21歳の時に東京で知り合った旦那さんと一緒に釜山へ渡ってきたんだそうです。最初は、お金もなく仕事もなかったので、リアカーを引きながら雑貨商をしたり、日本語のガイドをしたりと、お金を稼ぐために、苦労されたんだとか。その後、1972年から現在のお店の場所にお寿司屋さんを始め、13年もの間、一生懸命日本の味を釜山の人たちに伝え、釜山で寿司を食べるならここ！と言われるくらいのお店になり、1985年にお店を息子夫婦に譲り、現在はのんびり隠居生活をしていらっしゃるんだそうです。昔は日本人に対する印象も悪く、いろいろつらい思いをしたけど、釜山の人達の深い人情に励まされ、今では釜山が私の故郷よ！と言えるほどになったんだとか。「私は、釜山にお嫁に来てとても幸せだったのよ。」という言葉がとても印象的で、おばあさんの人柄を物語っているように感じられました。

ヘムルタン
カニ、ホタテ、エビ、ハマグリ、イカ、サザエ、タコなどたくさんの海産物が入ったヘムルタン。下には、もやしもたっぷり入っていて、海産物との相性はばっちり！味付けは、あまり辛くなく、すっきりとした味付けになっています。