ピョンチョンスンデクッパッ

こんにちは！プサンナビです。さて、みなさんテジクッパッという料理をご存知でしょうか？クッパッとは、スープご飯のことで、テジとは豚肉のこと。これは釜山が発祥で、地方から食べに来る人も多いんだとか！そこで今回は、地元の人が多く行きかう市場入り口にある食堂、「ピョンチョンスンデクッパッ」をご紹介しましょう。寒い日だからか列をなすほどの人気ぶり！どんなお味なんでしょうか～？さっそくお邪魔してみましょう！

地元の人たちが足繁く通う市場入口にあります！

場所は海雲台の新市街地にあります。いわゆる海雲台の観光地からは少し離れるのですが、こういったところに「マッチッ（おいしいお店）」があるんですよね！地下鉄2号線の始発駅である長山駅を降りて徒歩15分。少し遠いですが、歩いていると、観光地では見られない釜山の庶民の暮らしが見えてきます。ちょうど食堂は在来市場の入り口にあるので、買い物に訪れた人たちが食べに寄っていくことがよくあるようですよ！食後には長山駅周辺のカフェでお茶もいいですね！

店内は常にお客さんでいっぱい！

週末のランチタイムでしたが、すでにお客さんでいっぱい！ナビが入店した後から待つ人の列がどんどん長くなっていきました。寒空の下で待つほどのおいしさということでしょう～！豚骨スープを煮ている大きなお鍋から湯気がもくもくと立っていて、食欲をそそるいい匂いが漂ってきます。入り口付近にテーブル席があり、奥には座敷があります。それほど広くなく雑然としていて隣の席とも近いのが多少不便な点。

体にやさしい豚骨スープ！

メニューはいたってシンプル！各自ひとつクッパッを注文するだけ。まずはテジクッパッとタロクッパッ！テジクッパッはご飯がスープの中に入っている状態で出てきます。一方タロクッパッは、ご飯は別で出てきます。日本人にありがちですが、スープとご飯は別派という方にはオススメです。スープの内容はネギの量以外は同じで、どちらも豚肉が入っています。豚骨スープだけど日本の豚骨ラーメンよりもあっさりしていて体にやさしい感じ！そしてとにかく豚肉の量が多く、女性だと少し残すぐらいかもしれません。

こちらがタロックッパッ。ご飯は別で出てきます。		こちらエビの塩辛。塩味が足りないな～というときに。		薄切りの豚肉。臭みがなくとってもやわらか。
味付けされたニラもお好みで。		韓国みそも入れるとより味にコクがでますよ！		自分好みのテジクッパッが完成～

一度で二度おいしいスンデクッパッ！

次はスンデクッパッ。スンデというのは豚の腸詰のこと！中にはタンミョンといわれる春雨のようなものや野菜が入っていて、スンデをスープに入れることで、よりダシが出ておいしくなります。さらにスンデクッパッのいいところは、スンデだけでなく豚肉も入っていてどちらも味わえるお得なメニューになっているんですよ！見た目は多少抵抗感があるかもしれませんが、辛くなくマイルドなソーセージ感覚。食べてみるとイメージはガラっと変わるはず！まだ食べたことがない方には是非オススメですよ～

こちらがスンデ！黒っぽい色をしています。		豚肉も入ってますよ～		スンデクッパッはなぜかご飯が別で出てきます。
色々な調味料があります。		キムチやカクトゥギはテーブルに備え付け。セルフサービスです。		サイドディッシュも出ますよ！

いかがでしたか？クッパッは単品メニューなので、サっと食べられるランチやお酒を飲んだあとの夜食、そして朝食にも向いています。また、辛くないうえに十分に火が通った料理なので子供やお年寄りも安心です。せっかく海雲台の長山まで足を延ばしたなら、街の様子を見ながら散歩したり、長山駅周辺でショッピングやお茶はいかがでしょうか？以上、「ピョンチャンスンデクッパッ」より、プサンナビがお送りしました。