ネホネンミョン

タクシーでのアクセスがオススメ！
お店の場所は釜山市の南区牛岩洞（ウアムドン）というところにある、牛岩市場の中にあります。観光客が簡単にアクセスしやすい場所でなく、バスを乗り継いだりしていく、ちょっと不便な場所にあるので、タクシーで行くことをオススメします。西面エリアや広安里エリア（一番近い地下鉄駅は地下鉄２号線チゲッコル駅になっています。）からタクシーに乗ると１５分ほど。元祖ミルミョンの味を食べて見たい！という方は是非行ってみてください。（タクシーの運転手には、「ウアムシジャン　エイッヌン　ネホネンミョン　エ　カジュセヨ」と伝えればＯＫ！）

市場のメイン通りに着いたら、すぐお店の看板が見えます。もし、わからない場合でもいつもお客さんでいっぱいのお店なので、その人出を目印に探して行かれてもわかるでしょう。

55年続くミルミョンの元祖店
この地でお店を始めて今年（2007年）で55年というこちらのお店。もともとは冷麺の発祥の地とされる北朝鮮の咸鏡道（ハムギョンド）興南市（フンナムシ）ネホ面という場所で、冷麺のお店を営んでいたんだとか。しかし1950年ごろに勃発した朝鮮戦争のあおりを受け、釜山に避難民としてやってきた時に、故郷の冷麺が恋しくなって韓国で再現することにしたとか。その当時冷麺の材料のジャガイモやソバ粉は食料不足で手に入りにくかったため、代わりにアメリカからの援助物資だった小麦粉を使って作ったのがまさにミルミョンの始まり、なんだとか。それ以後、ミルミョンの元祖店として55年間、北朝鮮時代から通算して4代目という、歴史あるミルミョン店としてずっと人気を得てきたんです。もちろん、今までにたくさんのメディアからの取材も受けていますヨ！

お店の中は、あまり大きくないように見えますが、店の隣や２階部分、お店をいったん出た向かい側など、メインの場所の周りにいくつか食べる場所があり、メインのホールに行くと、２階へ、隣のお店へとすぐ座れる場所に案内してくれます。昔ながらのお店を改装せず、増設して広げて行っているお店なので、きれいではないですが、昔ながらの市場の雰囲気が伝わってくるような感じ。まさに55年続く元祖店といった様子が伺えますよ。

冷麺もありますが、やはり元祖ミルミョンを！

今まで食べてきたミルミョンとはちょっと違う印象を受けた元祖ミルミョン！ミルミョンの麺といえば、やや太めでモチモチっとしているという感がありましたが、こちらのミルミョンの麺は冷麺の麺の細さと同じくらいで、サラッとしています。また、ミルミョンの旨さの鍵を握るスープも、漢方風味のスープが大半をしめますが、こちらはニンニク、しょうが、醤油をベースに作られたさっぱり目の味わいが特徴です。豚肉もたっぷりと入っていて、食べた後は、さっぱりとした口当たりの中にもしっかりとした後味が残り、食後の満足感が味わえる感じ。ナビ的には、ちょっと遠い場所にあるものの、また食べに来たいなぁ～と思わせる不思議な美味しさを感じてしまいましたヨ＾＾

人気のビビンミルミョンは、豚肉以外にもカオリ（エイ）を辛いタレに絡めた刺身も入っています。真っ赤に染まったミルミョンですが、食べてみると、辛い中にも甘味が感じられ、箸がドンドン進んでしまう感じ。麺を食べて、ユクス（温かいダシスープ）を飲み･･･と順番に食べると、その美味しさも倍に感じられるんだそうですよ。

いかがでしたでしょうか？ナビも韓国人の友達に教えてもらい行ってみたんですが、元祖店らしくお客さんでいっぱいで、味も元祖店らしく、なかなか満足できる味でしたよ！ミルミョン大好き～！という方は、ちょっとアクセスしにくい場所にありますが、タクシーに乗って行くだけの価値はあると思いますよ＾＾以上、プサンナビがお送りしました。