釜山のふぐ料理の定番！受け継がれた匠のこころがなによりの隠し味。
アンニョンハセヨ、プサンナビです。日本の刺身料理法と韓国沿岸部で代々伝えられてきた方法との融合・・・。なんとも興味をそそるコラボレーションですね。今日は３兄弟が先代から授かった秘伝の料理法で多くのお客さんを魅了している専門店をご紹介しましょう。彼ら兄弟は現在、影島（ヨンド）と９２年の大統領選挙で有名になった大淵洞（デヨンドン）、そして、海雲台（ヘウンデ）にそれぞれ店を構えており、今日ナビがご紹介させていただくのは海雲台のお店です。ところでフグ料理と言えば日本では目玉が飛び出るほどの高級料理ですね。淡白ながらも絶妙な深みをかもすフグですが、いい加減に処理したら簡単にあの世に行き。毒の部分を適切に処理できる、選ばれた板さんのみが扱える魚です。ちなみに韓国ではフグを扱うための調理師の資格が、日本よりも狭き門なのだそうです。さぁ、そろそろ匠のこころがこもった魂のふぐ料理を味わいに、海雲台の「チョウォンポックッ」に入ってみるとしましょうか。
場所に恵まれた海雲台店
釜山の代表的な名所である海雲台に店を構えたココ「チョウォンポックッ」は1993年、３店舗目の「チョウォンポックッ」として産声を上げました。店長はもちろん３兄弟の末っ子です。兄たちのお店とくらべて味は変りませんが、海雲台という観光価値の高い場所にあるのが自慢だとか。
あれ、このゴージャスな料理はいったい・・・まず草原ポック海雲台店で出会った料理は「ふぐしゃぶ」でした。日本から伝わったふぐの料理法で、数々の野菜とキノコ類が入ったあっさりスープとふぐのしこしことした歯ざわりを満喫することが出来ます。つきだしは６～７種類で、その日最も新鮮な素材にこだわって仕込んでいるそうです。
あれ？この葉っぱの上に盛り付けられたのは何？これはふぐの身を味付けしてカラリとあげたふぐ天だそうです。軽くソースにつけてほおばって見ると、しこしとしたふぐ肉とパリっとした衣の食感が絶妙なハーモニーを楽しむことができます。その他にも柔らかでピリ辛の韓国式ふぐ蒸しとふぐの歯応えを楽しめるふぐ刺しなど、どれをを選んでもふぐ料理の醍醐味を存分に味わうことが出来ます。
新鮮さをキープする素早い包丁捌き。常に研究を怠らない姿勢が美味しさの秘訣まず草原ポック海雲台店では、毎朝、最も鮮度の高いふぐを仕入れ、その日のうちに料理してしまうため、ポックッの新鮮で洗練された味を楽しむことが出来ます。美味しさの秘訣は一に素材の新鮮さ、二には、国家認定のふぐ調理免許を持った板前である社長さんの、鋭くて素早い包丁捌きにあるといえるでしょう。そしてなんと言っても、ふぐ料理の基本は毒をいかに取り除くかということであり、このような信頼のおけるお店でなければ思う存分料理を味わうことは出来ないでしょう。
現在、韓国のふぐ料理専門店は、ふぐ料理の先進国である日本から伝えられた料理方法を基本としていますが、日々韓国ならではのふぐ料理の方法が研究、開発されているのも事実です。ここ草原ポックッの社長さんも例外ではなく、日々研究を積み重ねており、今後のさらなる進化が期待できそうです。
お客様からの反響鳴り止まず・・・
誠実だけがすべてというサービス精神でお客様に接している社長さんの評判は、日本から送られてくる手紙の数々が物語っています。
送られてくる手紙は「チョウォンポックッ」にやって来た日本人観光客から口コミで評判を聞いた友人からというパターンが多く、お店の正確な場所を教えてもらいたいというものと、もう一方は予約をしたいという趣旨のものが大半です。最初の手紙は良くありがちですが、後の手紙は「草原ポックッ」海雲台店の誠実さが日本のお客さんの間にもだんだん浸透してきているということの証明ではないでしょうか。その理由の一つとしては、お店にいらしたお客様全てに感謝の意を表した手紙をお送りしているということにあると思います。また、社長さんは日本語が得意ではありませんが、電話の通訳機を使ってでも日本のお客さんのニーズを確認するという細やかな配慮がこのような評価につながっているのではないでしょうか。
新鮮で真心のこもった料理を誠実な雰囲気の中で味わうことができるなんて、なんという贅沢！本日は、日々全力投球でお客様に真心をお届けする魂のふぐ料理専門店「チョウォンポックッ」より、中州でふぐを食べて以来５年ぶりのプサンナビがお伝えしました。
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