日本語を話すご主人が作り出すアットホームなお茶処！！お茶の葉や茶道具、陶磁器などお土産の販売も行っています！
アンニョンハセヨ、プサンナビです。観光やショッピングをしてふと気が付くと歩きすぎて疲れたぁ~、喉が渇いたぁ~という時ありますよね？そんなとき、とりあえず一度ホテルに戻り休憩してから出直したりしていませんか？ホテルが近くならそれも良いですが、せっかく旅行で来た韓国！休憩するところも韓国ならではというところで一息いれたくはないでしょうか？日本では、日常生活に急かされてゆっくりお茶をすることもないけれど、旅行で海外に出れば、そんな一時をもてる余裕が生まれたりしますよね！そんなとき、旅の疲れを癒す場所としてオススメしたいところが、今日紹介する「知慧船」というお茶屋さん。アットホームな雰囲気に包まれたお店ととっても優しいご主人が旅の疲れを癒してくれる知慧船を再取材してまいりました。
オフィス街のひっそりと存在するお茶処 お店は、プサンナビでも紹介している東新ホテルのすぐ近くに位置しています。周りは、銀行や証券会社などが立ち並ぶオフィス街ですが、その中でひっそりとオアシス的な存在となっているのが、こちらのお茶処「知慧船」さん。入り口のガラスがちょっと壊れているのが珠に傷ではありますが、扉を押して中に入っていくと、水のせせらぎとほのかに香るお茶葉の香り、そして温かい笑顔でご主人が迎えてくれます。
以前紹介したときは、ご主人のおばさんは日本語が話せませんでしたが、ナビで紹介された後、日本人のお客さんが増えたことも手伝って日本語を独学で学んでいるそうなんです。完璧とまではいえませんが、きれいな発音で日本語を話し、今ではお客さんとコミュニケーションできるほどになったんだとか。
お茶が大好きで開店を決意「今から（2005年）６年前に知慧船をオープンさせたんですよ」とお茶について伺うと懐かしそうに開店当時のお話を聞かせてくれました。「昔からお茶自体は好きで、趣味として様々なお茶を飲んだりしていたんですが、歳を重ねていくうちに、このお茶の素晴らしさをもっとたくさんの人へ伝えたい、という気持ちが強くなり、趣味から本職に変わったんですよ。お茶は、人の気持ちを抑えてくれる働きがあって、いつでも冷静に物事をみれるようになります。お茶自体にそういう効果があるのかはわかりませんが、お茶を飲むという時間が、人に余裕を作ってくれるんだと思うんですよ。」とお茶について、熱心に語ってくれたご主人。本当に心からお茶を愛しているという印象を受けました。
お茶で疲れた体、気持ちを癒しましょう♪
お店で飲めるお茶は、韓国の伝統茶だけでなく、中国茶や台湾茶など様々。ご主人の息子さんが直接現地に買い付けに行き、本物と言われるお茶を仕入れてきているんだとか。中には、息子さんが直接現地で栽培したものもあるそうなんです。そんな本格的なお茶の葉を使ったお茶の数々は、意外にもほとんどが1杯 3,000ウォンと格安の設定になっています。伝統茶店で本格的にこういったお茶を飲むとなると、5,000ウォン程度出さなければ難しいんですが、ここでは、「たくさんの人にお茶の魅力を知ってもらいたい！」というご主人の考え方からお安い設定にしているだそうです。また、お茶の種類に合わせ、それぞれお茶碗や入れる方法などが違うので、何人かで行かれた方はそれぞれ違うものを注文して、その違いを見てみるのもおもしろいかもしれませんね！今日は、お店のオススメ5種類のお茶を見せていただきました。
蓮の花のお茶・10,000ウォン（３人分）
ふんわりと蓮の花が浮いている器が出てきます。見てるだけでも和んでしまいますが、飲んで見ると、ほんわかな甘さと香りが感じられ、体の中からリラックスできるようなお茶。ご主人曰く、現代人にオススメしたいお茶だそうで、ストレスを緩和する効果があるのがこの蓮の花なんだとか。飾っておくだけもインテリアになってしまうくらい素敵な花ですよね！
この蓮の花をお土産にしたいという方へは、筒に入ったお土産用の販売もしています。一つ30,000ウォン。
菊の花のお茶・3,000ウォン
キレイな黄色い菊の花が見えるように、ガラスの急須に入れて持ってきてくれます。お湯を注ぐと乾燥していた花がフワッと咲き、こちらも目でも楽しめるお茶になっています。飲んでみると、菊独特の香りが口いっぱいに広がりますが、とげとげしい味ではなく、すっきりさっぱりとした感じ。また、目や頭痛などに効果的なお茶ということでした。
こちらもお土産用に箱入りがあり、36,000ウォンです。
韓国緑茶・3,000ウォン
韓国のお茶は日本のお茶よりも香ばしい味がするんですよ！とはご主人。色や香りは日本の緑茶に負けてしまうということですが、日本の緑茶との違いを楽しむ意味でチャレンジしてみてもおもしろいかもしれません。お土産用は20,000ウォン~。
プーアール茶・3,000ウォン
中国のプーアール茶も召し上がれます。旅行に来て焼肉などの脂系の料理を食べすぎた！なんて方には、脂肪を分解する働きのあるこちらのお茶がオススメ。
五味子茶・3,000ウォン
知慧船特製の五味子茶。名前の通り５つの味（甘味、すっぱい味、苦い味、辛い味、塩味）を感じられるお茶になっています。冷たい系を飲みたい方にはこれがオススメ。冷蔵庫で冷た~く冷やしたものを出してくれますよ！
陶磁器や茶道具の販売も！
お茶に関係している陶磁器や道具も販売している知慧船。安いものから本格的な高いものまで様々な種類が揃っています。また、高いものはガラスのショーケースの中にあるものなので、それ以外は、案外手が届き易いものが多いということでした。
＜お茶器セット・20,000ウォン1＞
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＜茶濾し・葉の形4,000ウォン、丸い形6,000ウォン＞
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＜おまけ・韓国式お茶の飲み方＞
１、 お湯を注ぎますが、急須に直接注ぐのではなく、鉢にまずはお湯をいれます。
２、 その鉢から急須にお湯を入れます。
３、 茶濾しで濾しながら、また鉢に戻します。
４、 鉢からそれぞれの小さい茶碗に注いで、飲む前にまずお茶碗を下に下げ、お茶の色を鑑賞します。その次は、香り、味わいというふうにのみ進めて行きます
もちろんどんな方法で飲んでも、美味しく飲めれば問題ないということでしたが、韓国の正しい作法も知っておくとおもしろいと思いますよ！
韓国でたまたま訪ねたお店という雰囲気ではなく、初めてきたのに、以前もここに来たことがあるような錯覚を覚えてしまうほど、居心地が良い知慧船。皆さんも、旅の途中で立ち寄ってみてください。ご主人とお店の居心地の良さにきっと満足すること請け合いですよ~。以上、プサンナビがお送りしました。
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