第14回釜山国際映画祭・部門別注目作品

今年は歴代最多の作品が出品!ワールドプレミアも多く注目作品が目白押しです!

先週、今年の第14回釜山国際映画祭の詳細が一斉にインターネットを通して公開されましたが、いかがだったでしょうか?今年は、釜山に行って映画祭に参加するぞー!と意気込んでいらっしゃる方もおおいのではないでしょうか?ということで、9/23の一般映画チケット購入スタートに先駆けて、今年の映画祭の注目作品をセクション別にピックアップしてご紹介したいと思います!

11セクション355作品

今年の映画祭は、歴代最多数の映画作品が招待され、70カ国から355作品が上映されます。その355作品を11セクションに分けられ、紹介されます。

Gala Presentation

今年の Gala Presentationは、7つの作品が紹介され、そのうちの3作品はアジア映画。記憶に新しい2008年の四川大地震の被害をこうむった成都の悲劇を愛と希望のメッセージで続る「Chengdu, I love you」や松本仁志監督の2作目「シンボル」も Gala Presentationからの出品。木村拓哉やイ・ビョンホン、ジョシュ・ハートネットなどが競演したトラン・アン・ユン監督の「I come with the rain」も。

「I come with the rain」

監督: TRAN Anh Hung 監督
1962年ベトナムで生まれ、12歳でフランスに移民。1987年卒業と同時に2つの短編映画を作製sh、1993年に作った長編デビュー作「The Scent of Green Papaya」でカンヌ映画祭で、その次の作品「Cydo」は1995年ベニス映画祭で賞を受賞した。

●ストーリー・・・
連続殺人犯を検挙したLA警察クラインは事件の余波で精神科治療を受けて結局警察を止めて私立探偵生活を始める。 ある日,中国人財閥の息子シタオを探してくれという依頼を受けて彼が最後に目撃されたフィリピンに発つ。 行方を追跡したクラインはシタオが人を治癒する神秘な能力を持っているということと,香港マフィア ボスのス・ドンボがやはり彼を探しているという事実を知ることになる。米国,韓国,日本の大型スター三人が広げる演技対決が見もの。

A Window on Asian Cinema

2008年から2009年に向けて後悔されたアジア映画が55作品出品。

「Weaving Girl」

監督: WANG Quanan
中国独立映画の先導者とも言える監督の作品で、監督のパートナー妻の女優と一緒に作った作品。

●ストーリーは・・・
白血病を患っているが治療費用が払えないリリーは、幸せとは感じられない結婚生活を捨て、初恋の人を探しに北京へ旅立ち、その間、リリーの旦那がリリーの治療費を稼ぐために一生懸命働いていることを知り・・・

New Curents

今年の New Curentsは、11カ国から12作品がエントリー。2つの作品をエントリーしている韓国の除いて、アジア各国の新人を国に一人ずつ紹介している。今年は、人と人のつながり、関係を扱う作品が多い。

「Squalor」

監督:Giuseppe Bede SAMPEDERO
インターナショナルプレミア作品の一つで、監督はミュージックビデオ、コマーシャルなどを手がける。現在はフィリピンの朝のテレビ番組トークショーの演出を行っていて、フィリピンで最優秀公演企画賞を受賞した経験もある。

●ストーリーは・・・
マニラ都心で繰り広げられる4人の男の物語。初めのストーリーの主人公はペテン師エオリオル・2番目は子供が生まれることを待ちに待っているボイの話。ビルを売りマニラにいくロナルドとエオリオル、そして妹を助けにいくバステの話と続いていく。

Korean Cinema Today

この部門は、パノラマ、そしてビジョンの二つのセクションに分けられる韓国映画の部門。ビジョンセクションには、10つの映画が紹介され、どれも独立的に製作された作品。そして、パノラマは映画祭を通して国内に初めてお目見えされる作品7つがエントリー。この中でも、すでに国内で上映されたパク・チャノッ監督の「Thirst(パクチィ)」が拡大版でお披露目される。

「Thirst(パクチィ)」

監督: パク・チャノッ
ワールドプレミアとして国内で上映された映画よりも10分ほど長く編集された拡大版のお披露目。カンヌ映画祭では審査委員賞を受賞した作品

●ストーリーは・・・
新婦、そして吸血鬼のサンヒョンは禁欲と耽溺の要素を持った‘成果の中’の人物だ。 聖者と同時に殺人者という古典的な人間の問題とスタイルあふれる画面が衝突して,流血が散り乱れた混沌を描き出す作品。

Korean Cinema Retrospective

● 故ハ・ギルチョン監督作品の回顧展で8つの作品を紹介する。
●韓国映画界の巨匠的存在のユ・ヒョンモン監督の回顧展3つの作品がエントリー。
●韓国映画の考古学の復元作品、発掘作品を3作品がエントリー

World Cinema

世界の巨匠らの新作と審査委員に招待された映画を紹介するセクション。特に、フランスとイタリアの真の姿をのぞくことができる映画が多数エントリー。また、ポーランド、アフリカなどからの映画も招待されている。

「The White Space」

監督: Francesca COMENCINI
2009年ベニス映画祭競走作品。インターナショナルプレミア。

●ストーリー
マリアは離婚後、シングルの生活を楽しんでいる夜学教師。映画を見に行って恋人ができて甘い時期を送るが、予期できない妊娠をし悩みの末に別れる・・・。

Wide Angle

今年は、短編競走部門に19編、ドキュメンタリー競走部門に9編、ショーケース部門など総41編が招待された。

Open Cinema

総7作品がエントリーされ、作品は、ファンタジー、メロ、大河ドラマなどジャンルも多彩。1970年代に人気を呼んだテレビアニメーション「ヤッターマン」の実写版も上映される。

Flash Forward

新しい才能や未来の巨匠を掘り出すための部門で、非アジア圏からの作品だけエントリー。

「ZERO」

監督: Pawet BOROWSKI
ワールドプレミア作品。
●ストーリー・・・
多重プロット映画。開始と終わりがかみ合わさる現像構造の映画は、読解が難しい映画となっている。最近になって注目を集めているポーランド映画の活力を証明する。

Special Programs

●Johnnie Toの特別展・ジョニートーの映画の世界へ
●フィリピン独立映画の特別展・総14編がエントリー
●2009アジア映画印象・Yash Chopra特別展
●アジアのアニメ特別展・総8編エントリー
●Dario Argento Falling in Giallo<Argentoが釜山映画祭を記念した彼の5作品がエントリー>
●釜山映画祭初お目見えのハリウッド映画を紹介する特別展
●チャン・ジヨン特別追悼展

Midnight Passion

夜中映画を連続して見るセクションがこちら。総15編の作品がエントリー。

いかがでしたか?すべてが注目作品!といってもいいくらいの作品が今年の映画祭では上映される予定になっています。日本や韓国では映画祭を通さないと見られない作品も多く、映画好きにはたまらないのではないでしょうか?9/23から一般チケット購入スタートなので、見たい映画のチケットをぜひゲットして、釜山に来てくださいねー!以上、プサンナビがお送りしました。















上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-09-16

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