秋夕を迎える主なイベント 【2001年】

この機会に韓服を着て伝統民族遊びを体験してみよう!!

こんにちは、ソウルナビです。韓国では陰暦の8月15日(2001年は10月1日)、新しい穀物を収穫し、先祖と神に感謝の儀式を行い、広々と明るく輝く十五夜の月の下、思いっきり騒ぐ韓国最大の民俗行事、「ハンガウィ(チュソッ・秋夕)」を迎えます。そこでソウルナビが旅行者のみなさんのために、ソウルでこの美しく華麗な風俗や、多彩な伝統文化を見ることのできる場所を紹介したいと思います。
特に、古宮など(徳寿宮、景福宮、昌慶宮、昌徳宮や宗廟、陵園など史跡23カ所)では、秋夕の期間(9月30日~10月3日)、朝9時から夜6時まで無休で開放され、また韓服着用者に限って入場料が無料になります。また、古宮などの21ヶ所(宗廟を除く)では、伝統民俗遊び広場が開設され、ノルティギ(板飛び)、チェギチャギ(紙や布でお金を包んだ玉を蹴り、落とさないようにする遊び)、ペンイチギ(コマまわし)、ユンノリ(韓国のすごろく)、トゥホ(壷めがけて矢を投げ入れる遊び)など、韓国伝統の遊びが体験できたりします。それではナビと一緒に行ってみましょう!イベント期間はどこも2001年9月30日~10月3日の4日間です。
↑トゥホ

↑トゥホ

↑ノルティギ

↑ノルティギ

※写真提供:韓国文化財庁
南山コル韓屋村(ナムサンコルハノクマウル)(02-2266-6937)
* 民俗酒フェスティバル:民俗酒/国家指定酒/北朝鮮のお酒などの試飲、販売。民俗酒の製造過程を再現
* 韓屋村コンクール大会:観覧客が歌自慢や特技を披露。副賞として、釜、器などの郷土品を贈呈
* 民俗遊び教室:子供たちのノルティギ(板飛び)、サバンチギ(マス目に石を投げ、石を投げたマスを踏まないで飛ぶゲーム)、チェギチャギ(紙や布でお金を包んだ玉を蹴り、落とさないようにする遊び)などの伝統的な遊び)の模範公演
* ソンピョン(うるち米の粉を練り、あんを入れて松葉を敷いた蒸し釜で蒸した餅。秋夕の食べ物)作り、餅つき体験
* フードコーナー:韓菓(韓国のお菓子)、お餅などを作りながら直接販売
* 民俗遊び場
* 伝統文化公演
韓国民俗村(031-286-2111)
* 豊年を迎え、クッ(ムーダンが行う祭祀)ハンマダン29号(10月1日 12:00~17:00)
* プクチョンサジャノルム(獅子舞)(10月1日 11:40/15:50)
* ソンジュコジャ(家の守護神の祭祀)(9月30日~10月3日 14:30~15:00)
* インジョルミ(マッチ箱大に切ったきなこをまぶした餅)餅つき(10月2、3日 12:30~13:30)
* ソンピョン(うるち米の粉を練り、あんを入れて松葉を敷いた蒸し釜で蒸した餅。秋夕の食べ物)作り(9月30日~10月1日 12:30~13:30)
* 相撲王大会(10月2日 12:30~14:00)
* チゲチギ(背中に木でできた人を乗せるイスを背負い、そこに何人乗れるかを競う)大会(10月3日 12:30~14:00)
* トゥホノリ(壷めがけて矢を投げ入れる遊び)・チェギチャギ(紙や布でお金を包んだ玉を蹴り、落とさないようにする遊び)(10月2、3日 14:00~14:30)
* 秋の収穫広場(9月30日~10月3日 13:00~15:00)
昌慶宮(チャンギョングン)(02-762-4868~9)
「古宮宮中儀式の再現」~朝参儀式/宮城守門将交代儀式/宮中宴会などの宮中儀式を再現。
景福宮(キョンボックン)(02-732-1931~2)
「世界通過儀礼フェスティバル2001」「2001秋夕祭」~韓国の名節儀式や風習、伝統的な遊びなど、さまざまな参加プログラムあり。
雲峴宮(ウニョングン)(02-737-6444)
日曜芸術舞台(10月1日):「舞踊での長い旅行」をテーマに、ハンジュヨン舞踊団が扇の舞、チャンゴ踊りなどを公演。ユンノリ(韓国のすごろくゲーム)、チェギチャギ(チェギ(紙や布でお金を包んだ玉)を蹴り、落とさないようにする遊び)、ノルティギ(板飛び)などの韓国の伝統的な遊びを体験することができます。
国立中央博物館(02-398-5000)
拓本作り体験:秋夕を迎え定期休館日である月曜日(10月1日)にも開館し、キムホンド、シンユンボッの風俗画を木板に掘る。
伝統文様スタンプ作りイベント(10月1日 10:00~16:00):12支神像など
演劇公演:シェイクスピア原作「夏の夜の夢」(10月1日 15:00)「アリの家族の秋旅行」(10月1日 14:00/16:00)など。
国立民俗博物館(02-720-3138)
* ウリミンソクハンマダン(私たちの民俗広場)公演:僧舞(高麗末期以後に発展した舞の一つ)、サルプリ(ムーダンの舞楽の一つ)、カンガンスウォルレ(全羅南道地方の伝統的な踊り。女性によって行われる)、プッチュム(太鼓を叩きながら踊る古典舞踊の一種)、チャングの踊りなど
* 秋夕伝統風習体験:伝統的な遊び、ソンピョン作り、儀礼の礼節法・礼の仕方など
* 秋夕歳時風俗特別展示:漫画で見る秋夕、秋夕と関連した風俗を人形にして展示
* 在韓外国人勤労者の秋夕文化体験(10月2日):民謡、テコンドーや伝統的な遊びの体験 -失郷民(故郷が北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)にある人)のための秋夕お祭広場:咸鏡道(ハムギョンド)文化広場、北朝鮮伝来童謡や遊びなど
* 伝統的な遊び広場(9月28日 10:00~13:00)
* 世界通過儀礼フェスティバル2001
国立国楽院(02-580-3300)
「秋夕を迎える公演」(10月1日午後5時~):芸楽堂にて「逢いたい秋夕の顔」をテーマに開催。正楽団・民俗団・舞踊団、ナムサダンノリ(李氏朝鮮時代、おもに男性が全国各地を農楽・歌・曲芸・仮面劇・人形劇などを見せて回った演芸、重要無形文化財第3号)保存会が出演し、豊年歌、八月歌、十五夜(お月見)などの民謡と「八つのチャングの踊り」などの舞踊を公演します。また大平簫(陣中でラッパを吹く兵士)と管弦楽のハーモニーやナムサダンノリの技芸を楽しむことができます。入場料5,000ウォン。
国立中央劇場(02-2274-3507)
「ノンゲ」公演(9月29日~10月7日):秋夕特選公演唱劇(パンソリ(語り物に節をつけて歌う民俗芸能の一つ)を中心にして演劇的な対話を取り入れて演じる伝統的演劇)。観覧料10,000~50,000ウォン。
貞洞劇場(02-773-8960)
10月2、3日の2日間、秋夕を迎えた特別「伝統芸術舞台」に韓服を着て入場する人は入場料が30%割引の上に韓菓(韓国の伝統お菓子)をプレゼント。またチャンゴ(長鼓/杖鼓)などの体験もできます。
以上で秋夕を迎えての、主なカルチャーイベントについて紹介しました。ちなみに秋夕、故郷に里帰りをする人たちは、今年も約3,000万人にものぼるそうです。あんなに人、人、人、でいつも混雑しているソウルがガラ~ンとしてしまう秋夕。けれども皆さんには韓国の伝統文化を楽しみ、感じてもらう最もいい期間といえるかも。通りを歩いていると韓服を着ている人を見かけたり、古宮や博物館などの主な史跡地では、普段は見られない伝統的な遊びや伝統的な食べ物などを体験することができます。もしかして、ソウルナビもこの秋夕の期間中、ソウルのどこかの古宮にいるかもしれません~!(^^)それでは、秋夕のスケジュール調整に頭を悩ませているソウルナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2001-09-26

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